エルニーニョ・ラニーニャとは?
エルニーニョ現象とは、東太平洋の赤道付近で海水温が上昇する現象
って説明してもピンっとこないと思うので、地図を見ましょう。
(気象庁より
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html)
黒で囲った地域の海水温が上昇することです。
簡単でしょ。定義としては高い海水温が1年程度続くこととなっています。
左の地図が高くなっているのでエルニーニョ現象
右の地図が低くなっているのでラニーニャ現象
と言います。
ラニーニャは単純にエルニーニョの反対で黒く囲った地域の海水温が下降することです。
エルニーニョ現象とは、どっかの地域の気温がどうとか・降水量がどうとか・大雪になったとかではなく、単純に東太平洋の赤道付近で海水温が上昇する現象ってだけの話なんです。
ラニーニャ現象は東太平洋の赤道付近で海水温が下降する現象です。
この現象が起こることで、世界各地に異常な天候が起こると言われています。
日本では暖冬・冷夏になりやすいと言われています。
エルニーニョの原因は?なぜ海水温が変化するのか?
で、なぜこの地域の海水温が変化するかってことですけど、これも簡単に説明できます。
ほんと簡単です。
また気象庁さんから図をお借りします。
この図は上の地図で四角く囲ったあたりの海水温の分布をあらわいています。
海水は地下深くは冷たくなっていて、浅いところは高い温度になっています。
ところが、この地域(赤道付近)には通常貿易風という東風が吹いています。
この風により、深いところの冷水がわいてくるのです。
って通常は南米沖の海水温は低くなります。
エルニーニョ発生時はこの東風が弱まるため地下深くの冷水がわいてこないためこの地域の海水温が下がらないのです。
ラニーニャの時は東風が強くなるため、冷水がどんどんわいてきて通常よりも海水温が低くなります。
これがエルニーニョ現象・ラニーニャ現象が発生する原因なのです。
これだけ知っていれば、十分だと思いますし、わたしもこれ以上は説明できません。
なんで東風が強まったり、弱まったりするのと聞かれても???です。
これ以上は専門家にお任せです。
ちなみにエルニーニョはスペイン語で「男の子」、ラニーニャは「女の子」というそうです。
エルニーニョ現象やラニーニャ現象によって日本でも気候の異常が発生するともいわれています。
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