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ロッカースキーって何?正しい滑り方とは?

こんにちは、スノダノブユキです。

ロッカースキーって知ってますか?残念ながらロッカーに入ったスキーではありません。

 

ロッカースキーというものが、2011年ごろから注目されてきました。

2016年現在は注目度がっ下がっている気がしますが、ロッカースキーはなくなっていません。

なぜか注目されなくなったのです。なぜでしょうか?

これに関しては私なりの理由があるので、あとで説明します。

 

1.ロッカースキーとは?

ロッカースキーとは?
「スキーのトップとテールが普通のスキーよりそっているスキーのことです。」

言葉で説明すると難しいので、図を見てもらった方がわかりやすいです。

下の図はK2skiさんの画像です。

まずは普通のスキーを見てください。

普通のスキーはこのように中央部分が盛り上がっていて、トップとテールがそり上がっています。

雪の上に置くと、このようにTCPと書いてある水色の部分が雪に設置します。

 

それに対して、ロッカースキーは、

そり上がりのポイントが普通のスキーよりも中央部分になっています。

このスキーの場合は雪の上に置いただけだと、RCPというポイントが雪に接しています。

これみてわかったと思いますが、トップとテールのそりのポイントが中央よりになっているのがロッカースキーです。

 

2.ロッカースキーの何がいいの?

それでは普通のスキー(ここではキャンバースキーといいます)とロッカースキーの違い、メリット・デメリットをみてみましょう。

キャンバースキー

メリット

・安定感が良い

・トップの捉えが良い

デメリット

・回しづらい

 

ロッカースキー

メリット

・使いやすく、回しやすい

デメリット

・安定感がキャンバースキーに比べると劣る

・トップの捉えが弱い(遅い)

 

簡単に説明するとこのようになります。

それではもう少し詳しく説明していきましょう!

 

もう一度のキャンバーの方をみてもらえますか?

ただスキーを雪の上に置いただけだと、TCPというポイント2点が雪に接することになります。

しかしブーツを履いて自分がスキーの上に乗ると、水色の部分全体が雪に接する部分になります。

滑っているときはこの水色の部分が雪に接することになります。

キャンバースキーは簡単です。

 

これがロッカースキーの場合は少し複雑になります。

しかしこれが理解できるとロッカーの良さがわかります。

二つ目のロッカーの方の図を見てください。

ただスキーを雪の上に置いただけだと、RCP(TCPではないです)というポイント2点が雪に接することになります。

ブーツを履いてスキーの上に立つと、水色の部分全体が雪に接することになります。

ここまではキャンバースキーと同じです。

 

しかしロッカースキーで滑り出しターンを始めると、、、

TCPで挟まれた部分(緑と水色)が雪に接するのです。

立っているだけだと、RCPの部分が雪に接しているが、スピードを出してターンをするとTCPの部分が雪に接するのです。

 

要するに滑り出しはRCPという短い部分が雪に接していません。

しかしスピードを出してターンが始まるとTCPという長い部分が雪に接してきます。

なので、低速の時はRCPという短い部分で滑るので、スキーを回しやすくなります。

しかし高速になってくると、TCPという長い部分で滑ることになるので、安定感が増します。

これがロッカースキーの良いところです。

難しい説明になってしまいましたが、こういう理論です。

 

難しかった人はこの下の3文は必ず読んでください。

ロッカースキーはゆっくり滑るときは、短い長さのスキーで滑るような感じなので、回しやすい。

でも、スピードを出すと長いスキーで滑るうような感じなので、安定感が出る。

回しやすく、安定感がほしいという相反する要望に応えることができるのがロッカースキーの良いところです。

 

ただし先ほど書きましたが、一般的にはキャンバースキーに比べると安定感は劣ります。

 

3.ロッカースキーの滑り方とは?

これ気になる人多いのではないでしょうか?

ゲレンデでレッスンしているとよく聞かれるんですよ。

初めてロッカースキー買ったんですけど、このスキーの滑り方って普通のスキーと違うの?

 

結論から言うと、同じでいいです。

ロッカースキーの滑り方は特にないです。

今までのスキーよりも回りすぎてしまうということであれば、

ルーズなエッジングで大きいターン弧から練習してみてください。

 

脚の基本的な動かし方は今までのキャンバースキーと同じです。

 

よってロッカースキーの滑り方はない。

4.なぜロッカースキーは注目されなくなったのか?

メリット・デメリットを書きましたが、あくまでこれはキャンバーとロッカーの違いを

理論的に説明するとこうなるというだけです。

回しやすさとか安定感なんていうのは個々のスキーによってバラバラです。

なので、ロッカーだから良いとかキャンバーだから良いというのは間違っていると思います。

 

ロッカースキーより回しやすいキャンバースキーだってあるし、その逆もあります。

だからスキーを買うときも特別ロッカーを意識する必要はないです。

 

じゃあ、なぜ数年前は注目されていたのか?って気になりませんか?

これは単純にロッカースキーがいろんなタイプのスキーで出始めたからだと思います。

新商品だから注目されただけです。

これが注目されなくなった理由です。(私独自の解釈です。)

ロッカースキーはなくなりません。

 

しかし最近のスキーはトップが使いやすくなってきているので、ロッカースキーは減っていくかもしれません。曲がりやすいのが特徴のロッカーなので、トップが使いやすいスキーが増えればロッカースキーは減ってくるでしょう。

競技のスキーもトップの捉えが良くなったり、たわみやすくなったりしているので、ロッカーは減ると思います。

 

こちらでロッカースキーを買うことができます。

 

以上で説明を終わりにします。

疑問点があればコメントからどうぞ!!

スノダノブユキ

 


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