あなたは、FISCHER(フィッシャー)のスキーを使ったことがありますか?
私は使ったことがなく、試乗もほとんどしたことがありませんでした。
しかし2017年4月の試乗会で久しぶりにフィッシャーに乗って衝撃を受けました。
ビックリするほど良かったのです。「RC4 THE CURV」こんなすごいスキーは初めてです。
良すぎたので買いました!
フィッシャーのスキー、THE CURVの良さは何?
「RC4 THE CURV」というシリーズなんでけど、これが超オススメです。
公式HPでわかることも説明しますが、まずは私が感じたオススメポイントをご紹介します。
何が良いかと言うと、
- 捉えが良い
- 弧の大きさを調整しやすい
- ターン後半に回し込みやすい
- 抜けが良く走りをアピールしやすい
- グリップが良いため、アイスバーンでも落とされない
- ザクザク雪でも意外と操作性が良い
- 圧雪バーンでのカービングマシンとして開発されたが、ずらしても操作性が良い
これが私の感想です↑。正直鬼推しです。
RC4 THE CURVシリーズは3人のワールドカップレーサーが開発に携わった、レーシングスピリットが込められたエキスパートモデルです。
基礎用の最高峰のスキーです。
このRC4 THE CURVの一番の特長はトリプルラディウスです。
トップとレールはSLサイドカット、センターはGSサイドカットを採用。スキーを方向づける重要なターン導入時の容易さ、中盤での安定性、そしてターン後半での加速時まで、ターン全域に渡りコントロール性能とパワー伝達を強化。
(↑HPより引用)
滑ると、この文章は納得できます。
ターン導入の容易さ、中盤での安定が良いです。後半の抜けもいいです。
ここでは 「ターン後半の加速時」と書いてありますが、ターン後半は減速する部分なので、これは感覚としては加速しても実施は減速しているので、本当は嘘です。
このトリプルラディウスっていうのは、いいですよ。なんか他のメーカーのスキーと違うんですよ。
捉えがめちゃくちゃ良くてターンに入りいやすいのに、意外と落差を取ったターンが出来る。かと思ったら、ターン後半はビュッと体の真下に戻ってきて走りを引き出しやすい。
面白いスキーですよ。私が今まで乗ってきたスキーの中で一番オススメできます。
RC4 THE CURVは2年の開発期間を経て2017年にデビュー
3人のアルペンレーサーが開発に加わったそうです。
2017年は
- CURV BOOSTER
- DTX
- TI
の3機種がラインナップ
CURV BOOSTERが一番張りがありスピードに強いモデル。
TIが一番扱いやすいモデルとなっています。
2018年は、GTというモデルが加わり全4機種あります。
GTはグランツーリスモのGTです。
幅が広いため、圧雪されたバーンだけでなく、荒れたバーンでも使いやすそうです。
幅広の割に、トーションが強いためか、ねじれを感じさせない仕上がりになっています。
詳しくは試乗スキーのレポートを読んでください。
2018年モデル、ニュースキー試乗レポート
とにかくこのスキーはターンの前半、中盤、後半すべてが良いです。
だいたいのスキーって、前半は良いけど後半はいまいち、とか後半は良いけど前半はいまいちってのが多いです。
でもTHE CURVはターン局面すべてでいいです。
この文章を読んでいるあなたにも、このスキーを試してもらいたいです。
黄色い滑走面について
滑走面を見るとキレイ(?)カラーで有名なフィッシャーのスキー。
そう黄色いんです。黒じゃないんですよ。これどうなんでしょうか?
わかりにくいですが、左がワックス後のキレイな方、右がワックス前の汚い方
ちょととわかりにくいですが、実物見ると結構違います。
遠くから見ても、ストラクチャーの跡がクッキリなんです。。
黄色いソールの良くない(?)ところ
- ゲレンデでしたから見ると黄色が目立つ
- 汚れが目立つ
目立つのは良いことでもある気がするけど、基礎スキーにおいては良いとは言い難い。。。
黄色いソールの良いところ
- 下からみる人に対して、ソールだけでなく、表面も見せるように努力しようとする
- 手入れしたくなる
- 汚れがわかりやすい
良くないことの逆ですね。短所の反対は長所みたいなやつです。
このスキーを持っている人にしかわからないかもしれないんですが、ソールが汚いときれいにしたくなるんですよ。(私だけか?)
つまり黒いスキーよりもワックスしたくなる。そして丁寧にブラッシングしたくなる。
汚れているのがわかりやすいがゆえに、きれいにしたくなるんです。
汚れがわかりやすいって良いことでもあり、悪いことでもあります。
ワックスして、スクレーピングしてブラッシングすると、結構ピカピカになります。
これ快感です。
って言っても、ブラッシングだけでもかなりきれいになります。
いかにブラッシングが大事かがわかりますね。
春雪を滑ると一日で黒くなるんで、ブラッシングして復活です。
予想ですが、このスキー乗っていると、ちゃんと手入れしたくなるので、滑るスキーを作りやすくなると思います。(予想ですよ)
THE CURVはこういう人にオススメ
わたしはTIは乗ったことがないのですが、THE CURVシリーズを買うような人ならば、あまり柔らかいスキーは好まないと思うんです。
だからGT、DTX CURV BOOSTERのどれかがいいのでは、って思います。
正直BOOSTERは硬いので、扱いやすいかって言われると難しいと思います。いろいろな状況で滑る一般スキーヤーにはDTXをお勧めします。
硬いバーンで滑ることばっかりだよって人にはBOOSTERでもいいと思いますが、柔らかい雪では扱いにくいです。
対象レベルとしてはだいたいこのぐらいでしょう。
CURV BOOSTER⇒クラウンを目指す人
DTX⇒テクニカルを目指す人
GT⇒1級以上で、整地以外で悪説もパウダーもどこでもこれ1本で滑りたいって人
どれも基本的にグリップが良いスキーなのでアイスバーンには強いです。
オールラウンドに使うのであれば、171cmが良いです。
トリプルラディウスのおかげで弧の調整がしやすいです。
また、テク・クラ使い分けるのであれば164cmと178cm(185cm)の2台あると最強です。でも171cm一台で十分でしょう。
かたーいスキーなので、春のザクザクの雪とかコブには向いていないです。でも結構滑れちゃいます。っていうか滑れました。
そかし基本的には硬めの雪質に適したスキーです。
あと今の時代の流れとは違い、重いスキーです。とにかくずっしり、履いた感じも滑った感じもどっしりしています。それが安定感につながるんです。
だから軽いスキーが良いって人は乗らないでください。絶対に!
整地ガンガン滑りたいって人にはすごくいいスキーですので、検討してみて下さい。超オススメのスキーです。
関連記事:2017-2018年モデル、スノダノブユキのニュースキー試乗レポート
後日追記ー使い方に注意
私はTHE CURV CURV BOOSTERというトップ機種を使用しています。
これはかなり硬いです。硬すぎて使いづらいと感じることがあります。
柔らかい圧雪バーンは意外と使いずづらいですよ。
でも硬い圧雪バーン、アイスバーンなんかで使うと最高です。
ハードバーン専用機と思っておいた方が良いかもしれません。
腕に自信ない人は、CURV BOOSTERはオススメしません。
DTXの方が良いです。