「スキーブーツって変形させることができるんだよ。」
スキーブーツって外側の硬いシェルと呼ばれるものと、内側のインナーと呼ばれるものに分けることができます。
足があたってって痛いというのは、たいていの場合、硬いシェルに当たって痛いのです。
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あたって痛いという場合はインナーにパッド貼ったり、インソールを変えると良くなる場合があります。
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シェル自体を調整するのが一番効果が高いです。(良くも悪くも)
シェルをいじる
シェルの調整の方法には「シェル出し」「削る」と二つの方法があります。
「シェル出し」って言葉聞いたことありますか?
知らない人はイメージしにくいと思いますが、シェルを温めて部分的に出す(広げる)のです。ドライヤーで温めて、内側から型をあてると、、、、広がります。
硬いプラスチックのブーツを熱で温めることで変形させるのです。
ドライヤーは髪乾かすやつよりも強力のヒートガンっていうのを使います。
これがシェル出しってやつです。
スキーショップ持っていけばやってくれます。
シェルを自分の足に合わせて広げることができるのです。
これでだいぶ痛みは解消されます。(万能ではありません)
しかし暖かい場所に置いておくと戻ってしまうことがありますので、気を付けてください。
シェル出しともう一つ方法があります。
「削る」
これはブーツの素材自体を削るのです。
削るだけなので、すぐできます。
しかし削ったらもとに戻せないのが難点
シェル出しは温めればもとにある程度戻りますが、削ったら無理ですよね。
ちなみに削るのはリューターという工具で削ります。
興味ある人はこちらからどうぞ。
わたしの周りでも自分でビューーンって削っている人います。
あとブーツをいじる時に難しいのが、、日によって足のあたり方が変わるということ。。。
昨日は全く痛くなかったのに、今日は痛いなんてことは普通にあります。
わたしは毎日のようにブーツを履いているので、日によって感覚が違うんですよ!
人の足の形が微妙に変われば、ブーツの中の納まり方も変わります。
靴下によっても変わります。
(関連記事:スキー用のソックス(靴下)はどうやって選ぶの?スキー専用がいいの?)
痛い日もあれば、痛くない日もあります。
痛いからってすぐにシェル出しを決断しないでください。(痛すぎる場合は別です)
シェルをいじるのは慎重に行ってください。
で、、、さらに難しくさせてしまうのですが、、、
骨が出っ張ってきたら早めにシェル出しなり、削るなりしてほしいのです。
一回骨出てきてしまったら、拡大しやすいです。
骨が当たって出てきてしまったら、速めに調整して欲しいですが、骨意外の場所が痛いってときは、様子を見た方がいいです。
ここまでシェル出ししたり、削ったり説明してきましたが、できればシェルはいじらないのが一番です。
いじったシェルはもとに完全に元に戻ることはないですからね。
シェルをいじれば力の伝わり方も変わってきます。
まずはインソールやパッドで調整するのがオススメです。
ということで、インナーについて説明します。
インナーをいじる
私は、くるぶしの後ろというのか、かかとの上というのか、、、、このあたりにパッドを貼ることがあります。
ここです↓
見にくくてスミマセン。これは右足の外側です。
かかとが小さい人はこの辺に貼ると効果があります。
パッド貼って、強力なテープで止めてあります。
これぐらいだったら、自分でやることもできますね!
もちろん私も自分でやりました。
パッドというのは、こういうやつみたいにあらかじめ形が出来てるものもありますが、ただのパッドの方が汎用性があっていいです。
これは、レクザムのものです。自分で好きな形に切って張り付けることができます。4mmで伸縮性があります。4ミリというと厚く感じるかもしれませんが、実際は圧縮されるのでそうでもないです。
これを緩い箇所に貼ると良いですよ!
フィット感だいぶ変わります。滑りも変わるかもしれません。
どこを調整するにせよ、自分に合ったブーツを選ぶことが大切です。
関連記事:
自分に合ったスキーブーツの選び方を公開No.1
オススメのインソール、今まで使ってきたものだけを紹介します。
ブーツは自分に合わせて調整することができますが、なるべくシェルはいじらない方がいいです。そのためにも、ブーツ選びは重要です。
ホント、スキーってブーツが命です。