コブの滑り方の一つとして「ズルドン」がありますよね。
コブの裏(急な部分)でスキーを横にしてずらして、落ちきったらスキーを回転させてまたずらす滑り方
コブの入門としてはズルドンが適していると思いますが、今回はこの攻略法をご紹介します。
先に答えを言うと「目をつぶれ」です。
目をつぶることでうまく滑ることができるのです。もちろん全員に効果があるわけではないですが、実際にコブの指導で効果があったのでご紹介いたします。
ズルドンでうまく滑りたいという方はご覧ください。ズルドンでもガンガン滑れるという方向きではなく、ズルドン入門・初級編です。
ズルドン攻略法ー目をつぶるとはいったい何か?
目をつぶれとはどういう意味か?
そのままです。本当に目をつぶります。
時間で言うとまばたき3回か4回ぐらいの時間です。
そしたら無駄な動きがなくなり上手く滑れます。
どこで目をつぶるのか?
ずるずるっとコブの谷まで落ちて、次の回転を始めるときです。
ドンとなる瞬間、もしくはドンとなった直後ぐらいです。
下の写真をご覧ください。
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目をつぶるのは4~5あたりです。スキーがコブの底に落ちたぐらいですね。
なんで目をつぶるのか?
コブ滑るときって恐怖心が強く出ると思います。恐怖心が出るとコブの中でスキーを回すのを急いでしまいがちです。
特に写真4でコブの底まで落ちた瞬間、ここですぐにスキーを回そうとしてしまう人が多いです。恐怖心が出るのでしょうがないですよね。。。
写真4からすぐに6にいこうとするのです。
もう一度この写真をよーく見てください。4→5でわずかにスキーは回転を始めています。
しかしエッジの切り替えはまだ行っていません。急斜面のコブでは、このようにエッジの切り替えを行う前に回転を始めると楽にスピードをコントロールしながらおりることができます。
写真5の直後にエッジを切り替えてスキーを回しこんでいます。
問題は4ですぐにエッジを切り替えてしまうと、スキーは回しにくいのです。(コブの形にもよるので常にではない)
恐怖心から4の時点ですぐにエッジを切り替えようとしてしまうパターンが多いです。
(4ですぐにスキー回そうとしても動かなくて、その次のコブで失敗しやすいです。)
なのでここはあえて目からの情報を一時的にシャットダウンすることで、脚の動きを止めるのです。人間は見えないと動きづらくなりますからね。
写真4のところまで来たら一旦目をつぶりましょう!!そうすると脚の動きが一瞬止まります。しかし体が谷を向いていれば、スキーは自動的に回転を始めようとします。回転が始まったらすぐに目を開きます。
そして、エッジを切り替えてさらにスキーを回しこむのです。
これがズルドン上達の一つの方法です。
怖くてスキーを回そうと必死になった場合は、目をつぶってください。
最後に動画で確認
ご覧下さい。
5のあたりで一瞬スキーの動きが止まっていますよね。
このコブだと止めないとスキーが回らないのです。
動きを止めるためには、目をつぶればいいのです。
ということで、ズルドン攻略のカギは「目をつぶれ」でした。