こんにちは、スキー教師のスノダノブユキです。
「スキー技術を正しく知ろう」シリーズです。
前回の記事がたいへん多くの人に読んでいただいているので、
早くも第2回目です!!
前回の記事
読みましたか?
読んでいない人は必ず目を通しておいてください。
今回はスキーではなく野球に注目してみます。
野球からスキーの外向の秘密へと話しつなげてみます。
なぜ野球かというと、
スキー以外の例を出した方が、結果的にスキーの動きを説明しやすいからです。
誰でも知っている野球を例にして説明しますね!
今日は野球の中でも、バッティングフォームに注目します。
さらに細かく見ると素振りの時の後半のフォームについてです。
ちなみに私は野球について得に詳しいわけではありません。
あくまでも、いつものように私独自の視点で解説します。
どこにも書いていない、スキー理論です!
そのスキー理論を、野球を例にして説明します!
それではまず、この動画をご覧ください。
本塁打王を獲得したこともある山崎武司さんの動画です。
これの1:48のところで止めてみてください。
前脚である、左脚のつま先の向きと上半身の向きが全然違いますよね。
このとき、
バットを振るときにカラダの動きは止めないですが、
前脚の動きは止めています。
バットの振り出しから振り切るまでを二つに分けるとすると、
・前半は力を入れる(スイングスピードを上げる)段階
・後半は入れた力を保つ(スイングスピードを維持する)段階
の二つに分けられます。(あくまで私の分け方です)
今は後半に注目しています。
(前半もスキーにつなげられると思うのんですが、動画見てもわかりにくいので今回パス)
こんな図でわかりますかね?
水色:スキー
赤:野球
野球の場合は外向とか内向とかいう言葉は使わないと思いますが、
スキーでいう「外向」と今見ていただいた1:48のところのフォーム似ていませんか?
内脚(=後脚=右脚)は無視してください。
どうですか?
ちょっと無理やりつなげた感出てます?
でも本質は同じだと思うのです。
スキーより野球の方がわかりやすいですが、
このとき、左前脚(スキー的に言うと、外脚)のつま先が
体の回転と一緒左に向いてしまうと、
力が逃げてしまうのです。
力が逃げてバランスを崩してしまうのです。
だから多くのバッターはこのつま先の動きを止めて耐えているのです。
先ほども言いましたが、野球の素振りの後半は、
「入れた力を保つ(スイングスピードを維持する)段階」
です。
これスキーに言い換えれば、外力に耐えるってことと同じです。
野球のバッターは外力に耐えるために、
振りの後半につま先の向きを止めているのです。
このつま先がカラダと一緒に回転してしまうと(=外向が取れないと)、
力が逃げてバランスを崩すのです。
もう一つ写真を見せます。
イチローです。これを見れば納得してもらえると思います。
左脚は置いといて、見事な外向傾じゃないですか?
振りの後半はこの右前脚のブロック(=外向)が重要なんだと思います。
それではもっとスキーにつなげていきますよ!
スキーではターン後半(山回り)に外向が取れていないと、
力が逃げやすく、必要以上にスキーがズレやすくなってしまう。
外向することによって、筋力に頼らずに弱い力で、外力に耐えることができるのです。
ターン後半においては外向を作らないと、外力に耐えられない。
スキーの場合はすぐ次のターンに入らなければいけないので、
変な方向を向いていると、その次も変な方向をむいてしまう
ということになりやすいです。
どうでしょう、わかりましたか?
かなりレベルの高い話だったと思います。難しsすぎですか?
でもこう考えれば、野球じゃなくてもいろいろなスポーツが
スキーのヒントになりそうじゃないですか?
今後もこういった、スキー以外の視点からスキーの技術を理解しようと思います。
だって、みな同じように地球でするスポーツなので、
同じように(mgという)重力がかかってきますよね。
人間のカラダの構造から考えて合理的な動きってありますよね。
そうしたら、他のスポーツと共通することって絶対にあると思うんですね。
ただし前回の記事でスキーはAチームっていう特殊なチームに属している
と説明しました。
そうすると、自分から仕掛けていく動きよりも、
自然に発生する力(外力)にどう対応するかっていうことが
他のスポーツよりも重要になってきます。
そこがスキーはちょっと違います。
っていうところで今回は終わりにします。
疑問点ありましたら、どしどしコメントください!
お待ちしてます!
ちなみに、こんな記事も以前書いてます。
この記事には、スキー上達のために潜在意識を上手く活用しよう!ということが書いてあります。
続きはこちらへ⇒スキー技術を正しく知ろうNo.3「ピッチングフォームで内向・外向は説明できる」
スノダノブユキ