ツイッターで「電車で出来る練習教えてください!」という人がいたので、簡潔に伝授してあげました。
元々わたしは電車トレーニング実践してたので、そのまま伝えました。(電車トレーニングってなんだよ?)
「電車で出来る練習」っていう質問自体どうかしていると思うが、実践している私もどうかしているのかもしれない。
なんのことだか意味不明な人も多いと思いますが、要するに、電車内でスキーのトレーニングをしましょうってことです。
もくじ
電車でスキーのトレーニングとは?
この練習法は体を動かして行います。最初に一番重要な点をお伝えします。それは、周りの人に怪しまれないようにすること、スキーをイメージしていると悟られないことが非常に大事になってきます。
これは一番重要であり、かつ難しく、かつ失敗してはいけない点です。ここが大前提となってきますので、それを踏まえた上で練習してください。
それではトレーニング方法をご紹介します。
○電車内でスキーのイメージトレーニング法
①加速・減速がスムーズな電車を選ぶ
これは詳しいことは、鉄道マニアに聞いてください。これに関しては私は電車の専門家ではないので、わかりません。自分で調べて下さい。
急加速とか急減速、カックンカックンする電車は不向きです。
ツイッターで聞いたところ、車両によってハズレもあるが武蔵野線が良いと教わりました。
②なるべく空いている車両・空いている場所に立つ。(これ重要!)
立ってトレーニングします。座らないように。空いている場所を探しましょう。混雑しているときは不可能です。その時は諦めましょう。スマホでスキーの動画でも見ていましょう。
③進行方向に向いて立つ。けどあまり気にしなくてもよい。
不自然にならないような向きに立ちましょう。(これ重要!)
安全面で言えば、進行方向に対して斜め45度に立つのが一番安全です。
進行方向に向いて立つのが一番効果的ですが、一番難しいです。
④そこから足を30~45度ぐらい横を向ける。(腰もしく胸の向きはそのまま)
このときに、写真のように左右のつま先は合わせて下さいね。前後差が無いように見えますが、これがスキーで言う前後差なんです。左右のつま先を結んだ線と体の向きは直角にならないといけません。
これで谷回りでいう内向、山回りでいう外向の姿勢が出来ます。
先ほど腰もしくは胸の向きはそのままと書いたのは、小回りか大回りかによって内向・外向の支点が変わってくるからです。
大回りであれば、胸が外向できていればOKです。つまり、腰はスキーの向きと同じでいいが、胸は外を向いて(右ターンであれば左向き)ください。
小回りであれば腰から外向を取ってください。
この辺はイメージするターン弧に合わせて運動してください。
⑤電車の加速・減速に合わせて内傾角を作りターンをイメージする。
ここが一番重要なところなのでよく読んでくださいね!
加速・減速で生じる力は、スキーで言えば遠心力と同じです。(この力は物理学では慣性力と呼ばれます。)しっかりとその力を適切な内傾角を作ることでバランスを取ってください。
このバランスを取るっていうのは、立っている人全員がやっていることです。(スキーヤーじゃなくて常識的な乗客のこと)
でも無意識的にバランスを取っている人が多いでしょう。意識していても、上半身の位置をずらしてバランスを取ろうっていう人が多いんじゃないでしょうか!?
スキーヤーとして注目して欲しい点はこれです。
足元から動かすことです。
関連記事:スキーの基本である「足元からの操作」はスキーを初めてやった人から学べ
スキーの基本は雪面に近い関節から運動を始めるということです。決して上半身からではありません。まずは足首を動かして膝・股関節の順に動かしていきます。このように脚の関節が動いた結果、傾きが出るというようにしてほしいのです。
腰とか上半身からではなく、足首をまず最初に動かしてあげるのがすごい重要です。脚を動かすことによって内傾角が生まれ、そのおかげで慣性力に対してバランスが取れるということです。(ちょっと難しいですよね!?難しかったら流して先に進みましょう!)
さて、スキーヤーは見えやすい左右の動きばかりに注目してしまいがちですが、前後の動きも必ずイメージしてみて下さい。
前後の動きを理解するためには、なるべく進行方向を向いてやってみて下さい。そうするとなぜ谷回りは前よりのポジションが有効なのか?、なぜ山回りは後ろよりのポジションが有効なのか?がわかると思います。
この辺の理論的な話は他の記事で詳しく書いてますのでそちらをご覧ください。
関連記事:上級スキーヤーに必要な前後の動きとは?その意味は?これがわからないと平凡なスキーヤーから脱出できません。
電車内で立つ向きですけど、いろいろ試してみると、ふっとした瞬間にヒラメキがあるかもしれません。進行歩行を向いたり、横を向いたり、斜め向いたりして試してみて下さい。
電車トレーニングのまとめ
「電車内でスキーの練習」に関して、たぶんネット上にちゃんとした情報は無いです。日本唯一の内容です。ここまで読んでいただきありがとうございます。
この電車トレーニングですが、慣れてくると混んでいる車両でも出来るようになってきます。そこまで行くには時間がかかりますが、自然な感じで見つからないようにやってみましょう。
最初にも書きましたが、このトレーニングで一番大事なのは、周りの人に怪しまれないようにすることです。自然体で練習しましょう!
何があっても私は責任取らないですからね。自己責任でお願いします。
でも私はこんなヤバイ奴を電車内で見つけたら嬉しくなると思います。スキー仲間発見!!!って思いますよ、きっと!電車乗ったら探してみよう!!
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