初めの人も安心!野沢温泉のサマーゲレンデ(ピスラボ)をどこよりも詳しく解説

2017年夏、長野県北部にある野沢温泉スキー場にサマーゲレンデがオープンしました。

さっそく行ってみました。ここ良いですよ!非常に良い練習場所で、オススメです。

 

1.野沢温泉スキー場のサマーゲレンデ(ピスラボ)とは?

ピスラボとは?

野沢温泉スキー場のサマーゲレンデはピスラボ(PIS*LAB)といってアルペン社が開発した製品です。高さ数センチの硬いプラスチックのイボイボが無数についています。ウイングヒルズやガーラ湯沢のサマーゲレンデと同じものです。



この白いマットの上を滑るのです。通常のスキー・ブーツ(スキーに関しては後で詳しく説明します)を使って滑ることが出来ます。現在サマーゲレンデではこのタイプが一番雪上の感覚に近いです。

 

ゲレンデプロフィール

野沢のコースの紹介をします。公式データはこうなっています。

全長500m 最大斜度27° 最少斜度10° 平均斜度12° 自動散水(スプリンクラー)

日陰ゲレンデ、日陰フォーリフト沿いにあります。このリフトは珍しく固定式(低速)の4人乗りリフトです。

全長500mとなっています。ここの良いところはその500mほぼすべてが実質滑れる距離です。移動距離が短いです。無駄な緩斜面もないです。

リフト下りると、すぐ滑走スタートできます。ゴール(っていうの?)は少し緩斜面になっていますが、かなりリフト降り場に近いところまで滑れます。当然リフトの乗り降りはスキーを履いたままです。

 

斜度は最大27度、平均12度

正直27度あるような気はしないです。でもスタートは結構急です。雪と違ってピスラボって怖いんですよ!?!?出だしは慣れないと怖いですね。。。

平均12度ですが、これはもっとあるような感覚です。適度な斜度なので練習には良いでしょう。緩斜面も最後だけです。スピード落とさずに最後まで滑れます。

 

野沢は他のピスラボのゲレンデよりも、斜度があるのでスピード出るようです。

 

 

コース全体を通して、5回ほどうねりがあり、緩・急斜面が繰り返されてています。この斜度変化が何気に練習には良いです。

 

等間隔にスプリンクラーがあり、均一に巻かれている感じでした。すぐ近くの沢の水を使っているようです。水のおかげでかなり滑走性は良いですね。

ただしタイミングが悪いと水が顔に直撃します。でもこれは無視するしかないです。水は気にしないこと。

 

ピスラボのマットの硬さについてこの記事を必ず読んでください。
本物の雪の雪質は変化するのは当たり前だけど、ピスラボの質も変化する

 

2.実際滑ってみてどうなの?

野沢 サマーゲレンデ

滑った感覚

最初の2本ぐらいは結構怖かったです。普通のスキーと感覚は近いのですが、ちょっと違います。

ズレやすくて、エッジがかかりにくいです。横滑りでエッジ立てても止まらない感じ。だから雪上より怖いです。急減速が出来ないんです。

 

あと、切りかえが難しいです。エッジがかかりにくいからでしょう。

逆エッジにならないように、どっちのエッジを使っているのかを明確にしないと危険です。

 

ただし逆に考えると、良い練習になります。雪上よりも上達しやすいと思います。ここで出来たら雪の上でもできます。

ズレやすいので、ズレないためにはどういうポジションが良いのか?どういう脚の使い方をすれば良いのか?を自然に学ぶことができます。自分の動きに対して、スキーの反応がシビアです。

 

気になったのは、マットのつなぎ目の感覚が広いところがあるんです。上の写真をもう一度みてもらえればわかりますが、つなぎ目が広い。。。

空きすぎじゃない??場所によっては10センチぐらいありました。紐でつないであったので、たぶんあれ以上は広くならないと思いますが、広いと危険です。横滑りなんてした日には、こけます。

 

あと、土がマット上に流れてきているのか?茶色になっている部分がありました。オープンした7月はもっときれいだったようですが、9月に行ったときは汚れていました。土が流れて入ってきたのでしょう。

ピスラボの下には薄い布が敷いてあるので、ここから流入することはないと思いますが、横から入るのでしょうか?

 

お客さんのレベル

私が行ったときは、スキーヤー9割、ボーダー1割でした。

 

お客さんのレベルですが多くは上級者でした。かなり上手い人が多かったです。中級者が少し、初級者が少しといった感じでしたね。

雪上なら何とかパラレルが出来るというレベルの人であれば、プルークになってしまうと思います。内エッジを切りかえるのが難しいです。ちょっと苦戦してしまうと思います。

でもプルークで頑張っている人もいたので、頑張って練習しましょう。

 

ただし、雪上でプルークでスピードコントロールできないって人にはつらいかもしれません。

プルークで強めの制動を掛けられるって人ならば大丈夫ですが、暴走してしまうって人には出だしの急斜面が結構きついです。

 

スキーやったことない初心者やプルークに自信のない人は、雪上で練習してからの方が無難です。雪と違って、ブラシなので転んだ時のリスクも高いですし。。。

 

ポールも立っている

ポール 野沢

上から見てコース左にポールが立っていました。規則正しいセットでした。150mぐらいかな?

ポールはピスラボにそのまま刺して立てるみたいです。

事前にチーム単位での申し込みが必要となっています。注意してください。

 

3.服装はどうしたらいい?

公式の利用規約によれば、グローブは必須、プロテクターなしの半袖・半ズボンは禁止となっています。

で、、、、実際はどうなの?ってとこが気になると思うので、詳しく書きますね。

ウェア上下

スプリンクラーが巻かれているので濡れます。そこそこの勢いの水が直に体に当たることもあります。だから、防水性無くても、ある程度の撥水性のあるウェアを上下着た方が良いです。

その服じゃ濡れるでしょ、、、、って人もいましたが、晴れてて暑い日ならばいいかもしれません。濡れて寒くなりそうな日は撥水性のあるものを着ましょう!!

見た目を気にしないのであれば、ホームセンターの1000~200円ぐらいのカッパが最強!!

 

マットに混じっている土とか、ワックスがズボンに付着しやすいです。汚れてもいいものをお勧めします。高いキレイなレインウェアは辞めた方が良いっと個人的には思いました。特に下は汚れます。下は安いので十分な気がします。

 

グローブ

グローブですが、これはスキー用の物にする必要は全然ないです。春スキー用じゃなくてももっと安くていいのはありますよ。

例えばこれ。こんなんで十分です。ホームセンターなんかに売っているやつは値段の割に良いものも多いです。ストック滑らないようにグリップがあるものにして下さいね!

 

ヘルメット・ゴーグル

7割ぐらいの人はヘルメット着用でした。

スキー用のハーフのヘルメットが多く、ポール滑っているレーサーは競技用のメット、あとは自転車用のメットの人もいました。

冬にゲレンデで自転車用のメットかぶっている人はえっ???って思いますが、サマーゲレンデならばむしろその方が良いような・・・。
全然違和感なかったので、自転車用メット持っている人はそれもいいかもです。通気性いいですし。。

 

ゴーグルかサングラスはした方がいいです。っというのもスプリンクラーの水が直にかかります。目に直撃することもあり得ますので、ゴーグルかサングラスした方が良いです。

ゴーグルは暑いのでサングラスしている人の方が多かったですね。もちろん安全面からも着用することをお勧めします。

 

※ピスラボは雪と違い転ぶと痛いです。絶対に痛いです。転ばないようにすることも大事なのですが、そんなこと言っても転ぶときは転ぶので、なるべく肌を出さないようにして滑りましょう。

4.道具は何使えば良いの?レンタルはある?

ブーツ・ストックは通常の物でOK

スキーですが、古いスキーにしましょう。新しいスキーはNGです。

「摩擦熱によりスキー・スノーボードに大きなダメージを与える場合があります」と書いてありました。

野沢 ピスラボ

滑走面簡単に傷つきます。一日滑ってこれです↓

滑走面 ピスラボ

この後エッジはがれました。終了しました。。。。(笑)(かなり使い古しのスキーでしたが、、、)

 

滑走面を傷つけないためには、硬い(低温用)ホットワックスを塗っておくとよいようです。傷がつきにくくなります。

 

 

気を付けて欲しいのが、ピスラボはとにかくずれます。カービングが難しいのです。エッジはちゃんと研いでおきましょう!

エッジ丸まっていると、練習にならないです。ただ落とされるだけになってしまいます。

 

もし使い古しのスキーが無ければ、レンタルスキーがあります。

ハートのバルシップ(BALSIP)とオガサカのAGシリーズがあります。どちらもサマーゲレンデ用に開発されてスキー板です。

バルシップの方が、評判は良いです。キレとズレを使い分けやすいんです。(ピスラボ自体がアルペンの開発したものなので、アルペンブランドのハートは当然相性はいいのでしょう)

オガサカはカービングしかできないようです。カービングオンリーの滑りになってしまいます。

 

 

ハートのバルシップは私も使ってみましたが、良かったです。

バルシップ

スキー自体は硬くないのですが、ターン後半外力が強まった時にも安定しています。普通のスキーだと力が逃げてズレやすくなります。

でもこのバルシップならば耐えてくれるのです。

キレ・ズレを使い分けもしやすいです。このスキーはオススメできます。

でも一度使うと、普通のスキーに戻れなくなります。ただし捉えはあまりよくなかったですね。だから谷回りは難しいかったです。

 

 

なお、レンタルブーツ・ポール・ヘルメットのレンタルもあります。

 

 

ワックス

スタート地点とゴール地点に赤いマットがありました。そこにワックスが塗ってあります。(写真撮り忘れました)

そこを毎回通るとだんだん滑るようになってきます。染み込むんでしょうね。あれ毎回通ると良い気がします。ピスラボ用のワックスを自分で塗っていかなくてもこの赤マットを通れば十分な気がします。

ちなみに公式HPにはこう書いてありました。

4 環境保全のためスキー・スノーボードに塗布できるWAX は指定のもの以外は使用禁止とします。 指定以外のWAX、オイル等の使用が発覚した場合はサマーゲレンデのご利用を禁止します。 ※ 専用WAXが塗ってあるマットで滑走面にWAXを十分に塗ってから滑走してください。

赤マットに使っているワックスはおそらくガリウムです。

ガリウムのサマーゲレンデ用ワックスは確かに滑ります。自分で塗ったことありますが、かなり滑りました。雪用のワックスって塗ってもあまり変化感じられないことってありますが、この夏用のワックスは絶対に変化がわかります。ガリウムのほかにはチームレスキューの夏用ワックスもあります。

関連記事:サマーゲレンデにもワックスを塗る!?

ただしワックス塗っていかなくても、赤マットを通れば問題ないです。あれだけでだいぶ変わります。

 

5.混雑状況

月曜日に行きましたが、朝はそこそこ滑ってる人多かったです。

11時すぎぐらいから空いてきました。12時過ぎれば結構空きます。

 

昼になると空くことが多いと思いますが、ピスラボ自体の硬度が変わるため滑走性も変わります。昼というか気温が上がると滑りにくくなります。

 

曇りの日はそれほど変化はないと思いますが、晴れの暑い日は朝夕の方がよく滑ります!

 

6.不満点

 

・つなぎ目どうにかならないの?

ピスラボマットのつなぎ目問題

どう見てもつなぎ目広すぎです。危険なのでもっと狭くしてほしいです。たぶんマット自信が合体できるようになっていると思うんですけど、完全にくっつけたら問題なのかな?

 

7.まとめ

他のサマーゲレンデと比較して、野沢のいいところは、
  • 斜度があるのでスピードが出せる
  • 適度な斜面が続く
  • スプリンクラーによる均一な水管理
  • 申請すればポール練習が出来る
 

私が行ったことあるガーラ・丸沼と比べるとこの点が良いと感じました。

 

技術的な話をすると、ホント練習になります。雪上よりもここでの方が上達に出来ると思います。エッジングがシビアなので、難しいですがその分良い練習になります。

良いポジションを見つけやすいです。適度な外向・適度な外傾を見つけやすいです。上達しやすい環境ですので、夏の間にコソ練したいならば、スピードが出せる野沢はおすすめです。良いゲレンデにピスラボ作ったなって思いました。

 

立地的に言うと、野沢は東京や名古屋から遠いです。ほかのサマーゲレンデに比べると、地元の人の割合が多いような気がします。

夏も滑りたい、練習したいという意欲のある人は野沢温泉で練習しましょう!!

公式ページはこちら

 

※私の予想ですが、、、
2018年以降もっと混雑すると思います。っというのは各スキースクールが偵察に来ているので、スクールのレッスンが増えると思います。今年も企画しているスクールがあります。確実に来年は増えるでしょう。よって混雑することが予想されます。

 

※野沢温泉を語るならこの本は外せない
舞台は野沢温泉です。⇒里沢温泉です。

関連記事:スキー好きなあなたにお勧め、東野圭吾さんの小説5作

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

スノダノブユキ

 

関連記事:本物の雪の雪質は変化するのは当たり前だけど、ピスラボの質も変化する

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