春まで雪をもたせたい、雪の降る量と残る量の関係とは?

降ったら降っただけ雪が残るかというとそう単純ではないのです。

降雪量が多くても、春にたくさんの積雪が残っているかというと、、、、
残らないこともあります。

もちろん春の気温が高いと残らないです。

 

春まで雪が残るためには?

①しっかりと雪が固められることが大切。

雨降ってから冷えて固まると、残りやすいです。
溶けにくいので残りやすいのです。

関連記事:スキー場にとっての雨の役割とは?雨は悪いことだけじゃないんです。

 

一気に大量に降ると、雪が圧縮されないのです。
だから意外とすぐになくなります。

溶けたり、風で飛んでいってしまいます。

降って圧雪降って圧雪したほうが残りやすいです。

 

超大雪は一時的には増えますが、長い目で見ると、意外と雪は残らなかったりします。

 

②雪の結晶の形が大事

これは降ってくる雪はどうなのかよくわからないんですけど、
自然雪と人工雪では雪の結晶が違うのです。

人口雪は球形の結晶になるんです。

球形っていうのは、同じ体積の物体の中では表面積が小さいのです。

表面積が小さいから溶けにくいのです。

関連記事:人工降雪機 人工雪の謎にせまる。

 

話はずれますが、「オコジョ」というイタチ科の動物がいます。
寒い地域に生息する動物としては珍しく小さい動物なんです。

ベルクマンの法則というのがありますが、これは寒い地域の動物ほど大きくなるという法則です。
小さい動物は体積の割に表面積が大きいのです。

表面積が大きいため、体温を奪われやすいんです。
だから雪国のように寒い地域に住む動物が体が大きいのが普通なんです。

でもオコジョはベルクマンの法則に反して小さい動物です。

話しいそれてスミマセン。以上です。

 

③風

風は雪溶けます。
強風で一気になくなることがあります。

雨ももちろん溶けますが、風も雪には大敵です。

 

 

 

こんな感じで春まで雪が残るかっていうのは、

大量に降ればいいっていう単純なことではないのです。

 

意外と雨が役に立つこともあります。
大雪が役に立たないこともあります。

 

あとは単純に3月4月の気温の影響も多いです。

 

春まで雪が持つためには、様々な要因がかかわってきます。
単純じゃないのでいつまで雪が残るかっていうのは、誰にもわかりません。

以上です。

変な締めですみません。

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