スキーの板を購入するときに、いくつかの数字が出てきます。
①長さ
②スリーサイズ
③R(ラディウス)
この3つのサイズがスキー売り場に出ているはずです。
①の長さはわかりやすいですよね。
スキーの長さです。
150cmとか160cmとかって書いてあります。
②のスリーサイズは以前の記事で紹介したのでそれを見てください。
トップ・センター・テールの3つのサイズです。
関連記事:私のスリーサイズは公開しませんが、スキーのスリーサイズ公開します。
③のR(ラディウス)について今日は紹介したいと思います。
ラディウスって英語では「radius」と書きます。
直訳すると「半径」です。
では、半径とは?
スキーって正面から見て、まっすぐな一直線ではなく、カーブしていますよね。
トップが幅広で、センターに近づくにれて細くなってまたテールに向けて太くなっていきます。
用は曲線になっているのです。
この曲線をずーーーっと伸ばして描いていくと円になりますよね!
巨大な円に!
この円の半径はスキー板を買う時に、参考にすべき数値なんです。
この図を見るとわかりやすいので、見て下さい。
これでわかりましたね。
このスキーの半径って、ちょっとだけ重要なんです。
”曲がりやすさ”を示す数値の目安なんです。
簡単に(単純に)言うと、Rが小さければ曲がりやすい、Rが大きければ曲がりにくいスキーということになります。
もちろん曲がりやすさはこのRだけで決まるわけではありません。
硬さとか長さのバランスで曲がりやすいスキーなのか、曲がりにくいスキーなのかが決まります。
ただしR(ラディウス)が小さければ曲がりやすいのは確かです。
この半径を示すRは小さいと10mぐらいです。大きいと30mを超えるものもあります。
では、スキー用途別にRの一般的なサイズをお伝えしますね。
デモ用スキーオールラウンド:約15m
小回り用:約12m
大回り用:約20~35m
初・中級者向け:10m前半
だいたいこのような数値になっています。
このように用途によってスキーのRはだいたい決まってきます。
ってことは、、、、、、スキーを選ぶときに、Rから決めていくのは間違っています。
レベルや用途で選ぶと、候補に挙がるスキーはだいたい同じようなR(半径)のはずです。
小回り用でR20mのスキーなんてないのです。
小回り用のスキーを探したらだいたいみんなR12mぐらいなんです。
だからR12mのスキーを探そう!っていうのはおかしいのです。
でも同じ用途で探していて、
例えば、A社のスキーはR13mだった、B社のスキーはR12mだったとします。
そしたら、Rが小さいB社の方が曲がりやすいか?と言ったら、そうとは言い切れません。
A社の方が曲がりやすいかもしれません。
先ほど言ったように、曲がりやすさはRだけで決まるものではないのです。
硬いスキーは曲がりにくいです。柔らかいスキーは曲がりやすいです。
⇒だからスキーを選ぶときにRで決めてはいけない。
多少参考にしてもいいけど、あんまり気にしなくていいですよ!
スキーはレベル・用途で選びましょう!
関連記事:私のスリーサイズは公開しませんが、スキーのスリーサイズ公開します。
Rがどれくらいなのか見てみたいって人は、このサイトを除くとわかります。
スキーコーナーに行くと、オールラウンド・レーシング・ジュニア・初級者向けと別れています。
この先に進んで各商品ページに進むと、長さ・3サイズ・Rが書いてあります。
だいたいさっきの例で出した、Rサイズになっているはずです。
この画像はタナベスポーツさんのところから持ってきました。