こんにちは。スキー教師のスノダノブユキです。
この記事では、私が利用して良かったなと思ったお店をご紹介します。
なんのお店かというと、チューンナップ屋さんです。
新潟県十日町市にある「雪将軍」というお店をご紹介します。
お店の店長さんにじっくりとお話を聞いてきたので、このお店のこだわりや店長の裏話までもお伝えします。
もくじ
雪将軍って何?何のお店?
新潟県十日町市のスキー・スノーボードのチューンナップ屋さんです。
2019年2月18日にオープンしたお店です。
店長の川田裕介さんお一人で経営されています。
私は実際にお店に出向きいろいろお話を聞きましたが、正直いろいろ謎のお店です。
チューンナップを入り口にして、ウインタースポーツのことなら何でも聞いてくれる唯一無二のお店です。
この店を一言で表すと、
「悩めるスキーヤー・スノーボーダーの駆け込み寺」
↑こんなキャッチコピーが似合いそうなお店です。
わんないことがあったら、店長さんに聞けばとりあえず何か返ってきます。
そんなお店というか、居場所のようなところです。
店長の川田さんの経歴ー雪将軍が誕生するまでー
川田 裕介(かわだ ゆうすけ)
1980年、新潟県十日町市生まれ。
・小学1年から高校1年ぐらいまでスキーを楽しんでいた。
・中学2・3年のころは競技スキーを経験。
・19歳で初めてスノーボードに挑戦。
・その後10年ほど空白期間、20代のころはあまりスキー・スノーボードをしていなかった。
・30歳ぐらいからまた徐々にスキー・スノーボードを始める。
・2012年(32歳)ごろからは、自分でスキー・ボードいじりに興味が出てくる。
エッジを削り、滑走面を削り、ワックスを掛けるなどなど、、、興味本位でいろいろなことに挑戦。
お店でプロが使うような機械を自分で買ってみたくなるほど、はまり込む。
チューン屋さんを始める直接的なキッカケはこのころから始まった。
6年ほど独学でチューンナップの勉強をした。
当初は自分のお店を開くということは考えていなかったそうだが、どんどんチューンナップへの熱は加速していく。
他の有名チューン屋さんに出向き、チューンの機械のことなどを聞きに行ったことも。
そしたら、そのお店の社長からうちで勉強しないかと声がかかり、即勤めていた会社を辞めることを決意、そして修行生活に入った。
板を磨くだけでなく、現場にも出向き大会のサービスマンとしての活動も経験する。
その間、自分のお店を開くための準備も同時平行で行っていたため、2018年は激動の1年だったそう。
某有名ショップで約1年間修業したのち、
・2019年2月18日に「雪将軍」オープン!!
雪将軍の名前の由来は?
まず店長さんが「雪」が好きっていうのがあって、ニュース・天気予報でよく聞く「冬将軍」というワードも気に入っていたので、それを合わせて「雪将軍」としたそうです。
他にも、店長が乗っていたスノーボードの板の名前がshougunだったり、
店長のお母さまの名前が「ユキ子」、そのユキ子さんは川田家の将軍様だった(笑)ので、「雪将軍」
それから話はずれますが、このお店のマスコットキャラクターはもしかして店長じゃなくて、、、、このページ後半につづく↓
雪将軍ってどんなお店なの?どんな特徴があるの?
雪将軍はこんな人に来てもらいたい
競技スキーやモーグル、フリースタイルなど、技術レベルや分野に関係なく
今よりも上手くなりいたいっていうスキーヤー・スノーボーダーすべての方に来ていただきたい。
あらゆる方を対象とする理由は、
「差別することなく、誰にでも丁寧に接したい。」っという店長の想いからです。
初心者だから雑、エキスパートだから丁寧にってことじゃなく、誰でもきちんと対応したいとのことです。
さらに言うと、チューンナップの目的でなくても、ウインタースポーツに関することなら、何でも聞いてくださいというのがこのお店のスタンス。
何かしらの返事はするので、気軽に相談してくださいっていう感じです。
もはやチューン屋さんなのかなんなのかわからないです(笑)
店長いわく、ここは「情報発信基地になっている」そうです。
こういうところが雪将軍らしいところかなと思います。
カウンセリングって何?
「カウンセリングをした上でチューンに取り掛かる」
というのがこの店の特徴の一つです。
「画一的なことはやりたくない」との店長の言葉。
機械的な対応は一切なく、すべての方から要望を聞きだす。細かいところもすべて聞いてくれます。
一人一人に合ったチューンにするためには、同じようにチューンするのではなく、非常に細かい違いだけど、そのお客さんにあったチューンをするのがベストと考えているようです。
でも私スキーのチューンに詳しくないし、どういった感じで仕上げて欲しいかわからないって思うかもしれません。
むしろ○○度で削って、ここはこうして、、、って指定できる人の方が少数派でしょう。
だから、全然詳しくなくても、自分の大まかなレベルとか、よく行くスキー場とか、目指しているものとか、些細なことを話せば、川田さんがくみ取ってくれてそれに合わせたチューンを行ってくれます。
だれでも受け入れてくれるチューン屋さんなので、そこは安心できます。
私が取材しているときにも何人かお客さんが訪れていました。
その時も、お客さんは自分の細かい要望っていうのはなく、特に希望なく普通にやってくれればいいっていう感じでした。
でもお客さんとの会話の中からさりげなく、その方に合ったチューンを探しだそうとしていたのが印象的でした。
本当に良い意味で画一さがないです。
チューンナップ以外に何やってるの?
チューンナップの他には、スキーやワックスの販売をしています。
スキーはアイスランティックというアメリカのメーカーのスキーです。
いろんなモデルをラインナップしているので、アイスランティク乗りたいという方はとりあえず雪将軍行くと良いです。
ワックスはマプラスというメーカーのものが置いてありました。
マプラスはホットワックスじゃなくて、リキッドの塗るだけのやつでもかなり滑るらしいです。
店長じゃなくて、アドバイザー(?)という謎の立場の方が絶賛しています。
その他チューン小物も少しありました。
あとは、他にも何やらイベントもたまに開催されるようです。
工房を見れることも!
多くの職人さんはあまり見せたくないであろう、チューンナップを行っている現場を見せてもらうことができます。
これは雪将軍さんの特徴の一つかなと思います。
チューンをどんなところでしているのか?どんな作業をしているのか?
見れる機会はそんなにないと思います!!
忙しくなければ、作業風景を見れるかもしれません!
店長 川田裕介の想いとユニークさ
そんな店長さんがチューンナップを通して想っていることは、、
「ウインタースポーツのモチベーションを上げたい」
現在人気は低迷しているウインタースポーツですが、モチベーションを上げるキッカケを作ってくれるのが、雪将軍という空間なのです。
多くのお客さんから言われることの一つが、雪将軍のウリは「川田裕介」という人物そのものである。
本当に特徴のある人なんです。
あとは白い眼鏡も売りのらしいです(?)
チューンナップって単純な作業で、簡単なのかなって思われる人もいるかもしれません。
でも実際は単純だから奥が深いのです。
店長さんは、修行時代に教わったことだけでなく、独自の理論で今もいろんなことを研究しているそうです。
自分独自のチューン方法を!!!
チューンナップは繊細な力の入れ方が非常に重要なので、絶対に店長さんは手先が器用な人だと思うんです。
聞いてみると、ご両親も器用な方のようです。
雪将軍が誕生したのは、遺伝のパワーも大きいのかもしません。
↑この人は店長さんだと思ってましたが、実は違う人のようです。
なぜ????
でも似ています。
誰なのかは直接聞きに行ってみて下さい。
利用者スノダノブユキの感想
私がこの店に行ってチューンをお願いしたときに、一番印象的だったのが、話を聞いてくれる。こっちの要望を聞いてくれること。
安心できるんですよね~。
私が取材に行って、「画一的なことはやりたくない」って言っていたのが、まさにそうなだと思いまいした。
ムリに高いコースを勧めるなんてことはなく、お客さんに合ったコースを勧めてくれます。
ホント安心できます。
・肝心なチューン技術について
正直川田さんより経験の長いチューン屋さんは多いです。
でも結局チューンナップって人がやることで、時には雑になってしまったりすることもあると思うんです。
人間のやることですから。
でも雪将軍はお客さんに合わせたチューンをやってくれて、川田さん自身がチューンに情熱のある人だから、情熱で経験値を超えられる部分ってあると思うんです。
あと、、、、私がこの店のお客さんであります。チューンの出来が悪かったら、雑だったら、この記事は書いていません。。。。
違うスキー場、違う雪質でチューンの出来を見てからこの記事を書く決意をしました!
最初の方にも書きましたが、私はこの店を表す言葉はこれかなと思いました
「悩めるスキーヤー・スノーボーダーの駆け込み寺」
チューンナップのこと以外でもウインタースポーツのことで聞きたいことがあれば、雪将軍さんに行ってみると何か発見があると思います!!
まとめ
いろいろ話を聞きましたが、
まとめると、
この店はよくわからない店です。
とりあえずメインでやっているのがスキー・スノーボードのチューンナップということは確かなようです。
でも行ってみればわかりますが、チューン屋さんなのにオシャレです。チューン屋さんのオシャレランキングでいえば日本一かもしれません。
バーっぽい雰囲気になると店長さんはおっしゃっていましたが、夜行けばホントにバーっぽい感じになりそうです。
カフェとして飲食の提供もありそうな雰囲気もあります。
とにかく唯一無二の面白いお店です。
まだまだ新しい店なので、今後の「雪将軍」さんの活動が楽しみです。
スノダノブユキ
雪将軍 店舗情報
〒948-0011 新潟県十日町市新座甲399-3
営業時間 10:00~20:00
定休日 毎週水曜日
※臨時休業もあるため詳細はFacebookをご確認ください雪将軍さんの公式ページはこちらです。
https://yukishogun.com/