お客さんから「ワックスって何日ごとに掛ければいいですか?」って質問をされることがあります。
ワックスはどのくらいの頻度でかければ良いのでしょうか?
わりとよくある質問ですが、これに数値で表せる答えはありません。
理由はその時のソール(滑走面)の状態によるからです。
それに滑ったら毎日掛けるに越したことはないからです。
滑ったら毎日ワックスするのが理想です。
それもホットワックスです。
同じように、「今日ワックスかけたけど、あと何日持つか?」
って質問も答えられません。
ソールの状態によるからです。
十分にワックスがしみこんでいれば、10日間ぐらい持つかもしれませんし、ソールの状態が悪ければ(=しみこんでいない)、1日しか持たないこともあります。
だからホットワックスを1回掛けたら100%の状態になるわけではないのです。
これは知っておいた方がいいです。
1度掛ける→80%
滑る→70%
もう一度掛ける→85%
滑る→75%
さらにもう一度→90%
こんなイメージなのです。
イメージなのでこの数値は適当です。
わたしも昔はそうでしたが、知らない人は、一度ワックスを掛けたら絶対に滑ると思ってしまいます。でも残念ながら現実は違うのです。
ソールの状態が良ければ滑りますし、悪ければたいして滑らないです。そしてすぐに元の状態に戻ってしまいます。
10%の状態から一度ワックスをかけただけで100%にはならないのです。
このことからわかってほしいことは、これです。
⇒大会の前の日だけワックスを掛けても「ムダ」
滑走面は頻繁にワックスを掛けて作っていくものです。
アイロンでワックスを掛けて、スクレーパーではいで、ブラッシングした滑走面を見れば、だいたい滑るスキーかどうかはわかります。
黒く光っていれば滑ります。ピカピカにいなっていないのはまだ染み込んでいないので、滑りません。滑ってワックス滑ってワックスを繰り返しましょう!!
ワックスは奥が深いです。単純なものではありません。
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