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SIAの検定とは?SAJと違う5つのこととは?

こんにちはSIA(公益社団法人日本プロスキー教師協会)のスキー教師スノダノブユキです。

日本人が大好きな検定について書いてみます。

SAJとSIA

スキーの検定は1級とか2級が一番知られていると思います。(日本国内での話)

スキーのこと少しだけを知っている人と話すと、「1級とか持ってるの?」って話になります。

「いや持ってないです。ゴールド持ってます」

とか言ってしまった日には、「ん何???」「えっ?ゴールドって何?」ってなります。

 

ゴールドはSIAの検定なんです。

 

SAJとSIAの検定は全く別の物なんです。別の団体がやっている検定です。

SAJは1級・2級、、、、(メジャーな方)
SIAはゴールド・シルバー・ブロンズ(マイナーな方)

ゴールドっていうのは、SIAの検定のことです。

 

 

そもそもSIA自体がマイナーな団体なので、それすら知らない人が世間では圧倒的に多いわけです。

 

SIAの検定とは?

世界ではSIAの方が認められているのです。

SIAでゴールドとったら外国に行っても通じます。世界で通用するのがSIAの検定なのです。

 

今話している検定というのは、「国際スキー技術検定」のことです。
英語だと「International Test」なので、IT検定とも言ったりします。

IT検定にはジュニアとシニアの検定もあります。
検定種目と採点が違ったりします。

それから「SIAメダル検定」というのもあります。
これはポールを滑ってタイムを計測するものです。

そのほかにはスノーボード・テレマークの技術検定ラングラウフ距離認定というものがあります。

詳しくはSIAの公式ページを見てください。

 

ここでは、一番受験者が多い国際スキー技術検定(IT検定)について詳しく説明していきます。

最初に言いましたように、SIAでは級ではなくゴールドとかシルバーと言います。

セミブロンズ・ブロンズ・セミシルバー・シルバー・セミゴールド・ゴールド・(スーパーゴールド)の7ランクあります。
7ランクありますが、通常は6つです。
スーパーゴールドだけは、普段は受けることができません。イベント時にしかできないです。だからカッコで書きました。

基本は6ランクだと思ってください。

検定料プラス合格すると認定料を払う必要があります。

採点基準はSIAのページに書いてありますので、受験する際はチェックしておいてくださいね。

SAJとSIAの検定、5つの違い

スキーの検定と言ったらSAJさんの検定が有名ですよね。SAJさんの検定と違う点を3つ説明します。
ここからが皆さん知りたい内容だと思います。
ネットで探してもあまり情報です。

①いつでも受けられる

SAJさんの検定とは違い、SIAの検定は受験日というものが決まっていません。
なので、受けたいときに受けることができます。

受験したいスクールに問い合わせてみて下さい。
SIAではなく、直接スキースクールに聞いてください。
空いていれば、いつでも受けることができます。

極端な話、現地に行ってその場で受けたいといって、すぐに受験できる可能性もあります。

ただし事前に受験希望と連絡しておくべいた方がいいです。

 

②どのランクでも受けられる

初受験でいきなりゴールドを受けることもできます。
シルバーを取らないとダメ、といった決まりは一切ありません。

自信のある人はゴールドから受験してOKです。

受験料だけ払えば受験可能なんです。

 

③全種目合格点に達する必要がある

これは受験者には厳しいです。

合計点は関係ないのです。すべての種目で合格点に達すないといけません。

 

④事前講習はなし

これもSAJさんとは違い、事前講習を受けないといけないといった、よくわからない決まりは一切ないです。

もちろん受験対策してもらいたいならば、レッスンを受けてから検定を受けてもいいです。
スクールによっては検定対策コースがあったりします。

 

⑤SIA会員になる必要なない

SAJさんだと1級合格したら会員になる必要があったり、テクニカル・クラウンだと会員じゃないと受けられなかったりしますが、SIAの場合はそういうのはないです。

っというかSIAの会員ってそう簡単にはなれないのです。
「SIAの会員になる=プロのスキー教師になる」
ってことなんです。

だからゴールド取るのと、SIAの会員になるのとは全く別物なんです。

安易な気持ちでSIAの会員にはなれません。

 

検定の難易度

これもよく聞かれることです。

シルバーってSAJだとどのくらい?
ゴールドと1級はどっちが難しいの?

っていう質問は多いです。

 

これに関しては違う団体で、着目点も違うのではっきりと答えることはできません。

誰に聞いても明確な答えは返ってこないでしょう。
でも知りたいですよね。

私が思う難易度を発表します。もちろんSAJとSIAを混ぜてです。

セミシルバー<シルバー<2級<セミゴールド<1級<ゴールド<テクニカル<クラウン

こんな感じに思います。でも人によっては違うという人もいるでしょう。私の見た感じ、聞いた話からすると、この順番かなって思います。
参考にしてください。

 

検定裏事情

これ巷で噂されていることです。初めに断っておくと本当のことはわかりません。

SAJさんの検定の場合、事前講習を受けて方が合格率が高いとか言われることがあるようです。(1級以上は事前講習必須)

本当なのでしょうかね!?でも講習受けたから、合格のポイントわかりますからね、そりゃ受けた方が合格しやすくはなるでしょう。

 

私の知る限りSIAでは、事前にレッスン受けたから合格させようとかそういうのは一切ないです。いきなり検定申し込んで、即検定、即合格って言うのも当然あります。
ちなみに各スクールでは実施しているところもありますが、SIAとして事前講習というものはありません。各スクールに聞いてみて下さい。

検定っていうのは、客観的に行うものですが、人間の主観で判断せざるを得ないものです。だから完全に公平なジャッジって出来ないんです。
それと、人間ですから、知らないうちに自分の感情がジャッジに影響していることはあるかもしれません。
例えば、69か70で迷ったとき(採点を迷うことはあります)に、普段は明らかにもっと良い滑りをしているから70にしてしまう、ってことはあり得ます。

ただし、絶対に本番の滑りで判断します。普段は72点ぐらいの滑りをしていても、本番で69の滑りだったら、不合格です。いくらレッスン受けていてもダメなものはダメです。

 

人間ですから、迷ったときは普段の滑りが頭の中をよぎってしまうってことはあります。って言うのが採点競技に実情ではないかと思います。

 

 

今回はIT検定(国際スキー技術検定)のことを中心に書きました。
意外とSIAの検定の情報ってないですからね。

検定を一つの目標にすることはいいことですよ!!
頑張りましょう!!

 

関連記事:SAJとSIAの資格、どっちにしようかな?その前に資格必要か?