技術ネタ行きましょう。
シュテムターンについてです。
大事な大事なシュテムターンです。
シュテムターンとは、、、
これ調べてみましたが、はっきりとした定義が見つかりませんでした。
スキー大国オーストリアの資格を持っている友人に聞いたところ、今はシュテムターンと言う名前の滑り方はないとのこと。
日本でシュテムターンと言っているのは、ドイツ語だともっと長ったらしい名前らしいです。
なので私の理解しているシュテムターンを説明します。
シュテムターンとは、
次のターンに入るときに山側(谷側を開くときもある)のスキーをハの字に開きだし、その後外脚過重が強まってきたら、両スキーを平行(パラレルスタンス)にして滑る方法。
スピードが遅ければフォールライン後にパラレルに
早ければフォールライン上・フォールライン前にパラレルに
して滑ります。
文章で説明すると難しいですね。
一般的なシュテムターンでは、ターン前半にハの字(プルークスタンス)で後半は平行(パラレルスタンス)にして滑る方法です。
これならわかりやすいですか?
このシュテムターンですが、カービング時代になり、
なくなりかけた技術かもしれませんが、
まだまだなくならないと思います。
だってこのシュテムターンは安全に滑り降りることができるからです。難しい斜面で有効です。
そして非常に有効な練習方法なので、今後も必要な技術です。
シュテムターンと言ってもいろいろな滑り方があります。
まずは、↓の動画を見てください。
0:00~0:55ぐらいまでを見てください。
非常にていねいなお手本です。
これが意外と難しいんです。
かなり練習しないこの動画レベルのシュテムターンは難しいです。
ちなみに私の得意種目はシュテムターンです。
大回りより小回りよりシュテムが得意です。
練習しまくりましたので、上手くなりました。
目的は?
シュテムターンを行う目的とは?
・初級者がプルークからパラレルを習得する段階で必要
・外脚にしっかりと乗れるポジションの確認
・正しい外向傾の練習
・外スキーの捉えの練習
プルークボーゲンで滑れる人がパラレルターンをマスターするために、
シュテムターンを用いることがあります。
それ以外にも上記のような目的でシュテムターンを練習することは良くあります。
詳しくはそのうち書いていきますが、
この本では1章丸ごとシュテムターンについてです。
いろんな目的で使えるのがシュテムターンです。
だから何に主眼を置くかで滑り方も変わってきます。
SIAでも最近、見本のシュテムターンの滑り方は変わりました。
細かいことは今後書いていきますが、
日本の中でもSAJとSIAでは滑りが違いますし、
外国のシュテムも違います。
なんのためのシュテムなのによって、滑り方は変わってきます。
これは文化の違いもあるんですかね。
宗教なんですかね?
検定のシュテムターン
検定では、求められている表現が出来ていないと、良い点数は出ません。
SIAでよい滑りと言われたのが、SAJではダメと言われることもあるかもしれません。
これは観点が違うのでしょうがないです。
基礎スキーというのは演技するスポーツなので、
観点が違えば点数ももちろん違います。
点数が出やすいシュテムターンなんかについても今後詳しく書いていこうと思います。
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