注意:わたしは心理学者ではないので、細かい間違いがあるかもしれませんが無視してください。一般人にわかりやすく解説します。
「意識」を重点に置いてスキーの上達について考えてみました。
おそらくどこを探しても書いていないような貴重な(本当か?)内容となっています。
1.スキーでいう潜在意識と顕在意識
人間の「意識」には二つあります。
いわゆる意識と言っているのが、顕在意識です。
それに対して無意識と言っているのが潜在意識です。
脚を大きく動かそう、膝をくっつけよう、手を上げよう、膝を曲げよう、股関節をひねろう
こういったものが顕在意識です。自分で意識して動かしてこうなります。
でも人間は頭の良い動物なので、いろいろなことを同時に行うことができるのです。
では実験です。「膝を曲げてみて下さい。」
この下の文章を読む前に自分でやってみて下さい。
「立った状態から膝を曲げて下さい。膝が曲がれば何でもいいです。」
やりましたか?
出来ましたか?ではできた人に質問します。
膝を曲げるのと同時にあなたは何をしましたか?
ちょっとだけ考えてみて下さい。
考えるというかやって事を思い出してください。
おそらくほとんどの人は股関節が大きく曲がったと思います。
体操で膝の屈伸運動をやるときに、みなさん足首も股関節も曲げ伸ばししていますよね。
でも意識は膝にいっているのです。
これがどういうことかというと、
顕在意識は「膝」にしかないのにたいして、
潜在意識は「股関節とか足首とかも同時に動かして転ばないようにバランスをとろうとしてい」るのです。
この例でわかるように人間は顕在意識(意識)と同時にものすごい量の潜在意識(無意識)を使っているのです。
すごいですよね。
スキーを初めてやる人って何を考えているのかというと、「転ばないようにバランスを取ろう」
ってことです。
このときに膝をどうしようとか股関節を曲げようとか考えてないのです。っというか考える余裕がないのです。
このときの意識はこうです。
顕在意識:転ばないように滑ろう
潜在意識:この関節とあの関節を動かすことでバランスをとろう
これでわかると思いますが、人間の脳って潜在意識が強いのです。
潜在意識が90%以上占めているのです。あなたが普段意識していると思っている顕在意識っていうのは、10%もないのです。
だから滑っている時も潜在意識が働いているのです。潜在意識にはものすごい量のパワーがあるのです。潜在意識を上手く活用すると人間は物凄い力を発揮できます。潜在意識の活用方法はこちらを参考にしてください。
↓ ↓
潜在意識をコントロールする音響
ここまでの内容で潜在意識と顕在意識の違いとパワーの差がわかったと思います。
それでは次に潜在意識と顕在意識をどうやって使えばスキーが上手くなるのかを考えてみましょう。
2.意識とスキー上達との関係
どうすればスキーが上手くなれるのか?
いきなりですが、答えを発表します。
「1.無意識を意識化して、2.意識を無意識化する」
スキーが上手くなるには、これしかないのです。
潜在意識を顕在化して、顕在意識を潜在化するのです。
これを何度も何度も繰り返して少しずつ上達していくものなのです。
かなり抽象的な説明なのでわからなかったと思います。
わかった人いますか?
わからない人多数だと思うので、安心してください。
これから詳しく説明しますよ!!
最後まで読めば納得してくれるはずです。
無意識を意識化して、意識を無意識化するというのはどういうことかというと、、、
具体例を出して説明しますね!
内脚が邪魔になっているのが原因で、内スキーのエッジが切り換わらないAさんに対して、、
私はこう言いました。
先生:「内脚の力を抜いて、内膝を曲げてみて下さい!」
(実際これでパラレルになっていく人は多いです。)
生徒Aさん:(意識は内膝を曲げることに集中した)
この時点でAさんは「無意識」で滑っていた状態から膝を曲げるという「(顕在)意識」に変わりました。「無意識の意識化」です。
Aさんは内膝を曲げることを意識して何度も繰り返し練習しました。
そのうち、邪魔だった内脚が膝が自然と曲がってくることで、邪魔ではなくなりました。
きれいなパラレルターンができるようになりました。
Aさんの意識は気づいたら変わっていました。
「内膝を曲げる」という意識で練習を続けた結果上手く滑れるようになってきたので、内膝を曲げるという意識はいつの間にかなくなりました。
内膝を曲げると意識してないのに、気づいたらパラレルターンが出来るようになったのです。
これが「意識の無意識化」です。
これでわかりましたでしょうか?
意識していなかったある一つのこと(二つでもいいですが)を意識して繰り返し練習して、マスターします。マスターしたらその意識は消えているのです。もしくは意識しなくても出来ている状態になるのです。
これが「無意識を意識化して、意識を無意識化する」ということなんです。
このサイクルをいくつもこなして、スキーは上手くなるのです。
一つのことをマスターするには繰り返し練習するしかありません。いきなりできるような人は私も含めてこのブログを見ている人にはいないと思います。(いきなりできる人いたらすみません。)
だから反復練習は大事です。意識の無意識化を行うには反復練習しかないです。そしてマスターしたら次の練習へと移るのです。
これでどうやって上達していくのか?ということが理解できたと思います。
でも????
ちょっと疑問に思いませんでしたか?
意識を無意識化するのはいいとして、どうやって無意識を意識化するの?って問題。
無意識なんだから意識できないじゃんって思ったあなた。
そうですよね。無意識の状態からどうやってスタートすればいいの?って感じですよね。
つまり何が難しいかって、スタートが難しいのです。
無意識なんだから何から始めていけば良いのかわからないですよね。
一番良いのは人に聞くこと、スクールに入って教えてもらえば何かしらのヒントがもらえます。
そうすれば意識して練習するポイントがわかりますよね。あとは練習のみ。
あと難しいですが、いろいろ考えながら滑っているとたまーに、ピーーーンとひらめくのです。こうすれば上手くなれるかも!あの人ああやって動いているからうまいんだっていうのが・・・
ひらめいたらあとは、意識して練習をしてください。どうやったらヒラメクのかってくのは正直わかりません。っていうかヒラメキ方がわかったらノーベル賞でしょう(笑)
少なくとも人の滑りを見て考えていないとヒラメキません。
マスターしたらスクールに入るなり、ヒラメキが出るように考えて滑るのです。
これを永遠に繰り返してください。
私もこれを永遠に繰り返しています。
そしてレッスンでは、お客さんの無意識を意識化させてあげて、その意識を無意識化させられるよう努力しています。
長い記でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
スノダノブユキ
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