メンタリストDaiGoさん
よくテレビに出ているので知っている人が多いと思います。
子供のころは、集中力がなく、じっとしていられない子供だったそうです。
そんなDaiGoさんは心理学や脳科学を勉強して集中力を作りだす方法を研究しました。
その結果、独学で慶應義塾大学に合格したのです。
そして今や有名人です。
この今のポジションを手に入れたのは「すべて集中力のおかげ」
今回は、DaiGoさんの言う集中力について話したいと思います。
集中力のパワー
一旦、集中力をコントロールする術を身につけると、疲れている時も集中が持続するようになるのです。
疲れている時も集中が持続できる人達には、ある共通点がありました。
それは「自動化」「習慣化」です。
自動化・習慣化が集中のポイントだったのです。
例えば、ワールドカップに出場しているアルペンスキーヤーは数えきれない反復練習をしています。一日だけでも数百ターンしているのです。
ターンの時にいちいち、「外脚乗って」「膝まげて」などといちいち考えていません。
(もちろん考えて滑る時もありますが、ずーっと滑り方を考えているわけではありません。)
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反復練習を繰り返した結果、彼ら・彼女らは意識しなくてもターンできるのです。
彼らはターンを自動化しているのです。
その代わりにラインどりとか戦略に集中することができるのです。
これがまだスキーを始めたばかりの人だと、自動化はできません。
考えないとターンできないのです。
反復練習をすることで、その運動は自動化することができるようになります。
人は集中力を発揮するときに、
脳の前頭葉と使いますが、
習慣化すると同じ作業を小脳が代わりに担ってくれるのです。
脳の使っている場所が異なるのです。
習慣化することによって、集中力の源である前頭葉を、別の新しい習慣を身につけるためにフルに使うことができるのです。
これは私がこの前話した、「無意識を意識化して、意識を無意識化する」のと同じことだと思うのです。
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私が思うに、自動化したものは無意識でできるのです。だから小脳を使っているのです。
それに対して、意識して集中して練習しているときは、前頭葉が活発になっているのです。
このように「集中」と「習慣化」は密接なつながりがあると思うのです。
大切なのは、一つの行動にフォーカスし、一つずつ着実に習慣化していくこと。すると究極の集中力が手に入るのです。
集中してスキーの練習をする、勉強する、仕事することで、
あなたの人生の密度が何倍にも高まります。
身につけた集中力は人生すら思い通りにコントロールできる一生の武器になります。
っていう感じで、集中力について書いてきましたが、
実はこれは、DaiGoさんの本「自分を操る超集中力」という本一部をまとめたものです。
この本には”集中力を操るルール”とか”集中力を生み出す環境”とか”集中力の回復法”とか”集中するための時間術”とかが書いてあります。
どうすれば集中できるのか?という大事な部分については、
自分を操る超集中力
キレイにまとまって書いてあるので、どこに何が書いてあるのかがすごくわかりやすいです。
後で読み返すのがすごく楽です。
それに文章は難しくないので、読みやすいです。
この本にはスキーの話は出てこないですが、スポーツの話は出てきます。
習慣化の仕組みを誰よりも上手く取り入れているのがトップアスリート
っていうことも書いてあります。
以前この本(↓)を紹介しましたが、読んだだけでスキーが上手くなるわけではないです。
そんな甘い話はないです。
でもスキーが上手くなるためには、こういう脳の使い方が必要なんだなぁ
ってことぐらいはなんとなく理解できるようになってきます。
DaiGoさんの提案する”超集中力
もっと仕事を効率よく進めたいって人には特にお勧めできる本です。
集中力を付けるというより、時間を上手く使えるようになれるっていう部分が
この本の良いところかなぁって思います。
集中すべき時に、集中できないと、時間が無駄に過ぎてしまいますからね!
「超時間術」ってタイトルでも違和感ない、そんな感じの本です。
興味ある人はぜひ読んでみて下さい。
Kindle版
ちょっと安くなっていますよ!