ルーティンの記事ですが、No.3で途中になっていたので、続きです。
読んでいない人はNo.1から読んでください。
「ルーティーン」No.1ルーティーンの意味
「ルーティーン」No.2あなたの現状を知ろう!
「ルーティーン」No.3スノダノブユキがルーティーンを行わない理由とは?
No.3ではスノダノブユキがあえてルーティーンを行わない理由を書きました。でもメリットもありそうだと最後の方にも書きましたね。
No.4はルーティーンのメリットです。
ルーティーンを行うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?
例えばこんなメリットがあります。
1.集中力を高めることができる
2.心の安定を保つことができる
3.エネルギーを無駄に消費しない
4.やるべきことを継続しやすくなる
気付いたかもしれませんが、上記の4つはすべて心理的なことです。自分の心を良い方向へ導くために、行うものなのです。
1・2:毎回同じ動作をすることで、余計なことを考えなくなり、自分の世界に入りやすくなるのです。だから集中することもできるし、心を落ち着かせることができるのです。
3:余計なことを考えなくて済むので、エネルギーを無駄に消費しないのです。
4:毎日決まった時間に起きて、決まったことをするようにすれば、やらなければいけないこと、やろうとしていることを習慣化しやすくなります。やるべきことをこの時間に必ずやるというようにルーティーンにしてしまえば、継続できるようになってきます。
これらをカッコよくまとめると、「ルーティーンを行うことで自己管理能力が上がる」と言えます。
このようなメリットがあるルーティーンですが、スキーではどのように使えばよいのか?
スキーとルーティーンとの関係を考えてみましょう!
わたしなりに色々考えてみましたが、一番効果があると思われるのがスタート前です。
滑り出しの前ですね。
ここで自分なりの動きとかポーズとかを決めるといいのです。
・ストックでカンカンとたたいてスタート
・ジャンプしてからスタート
・プルークで左脚・右脚の順番に閉じてパラレルスタンスでスタート
・屈伸してからスタート
・スキーの雪をどけてからスタート
・万歳してからスタート
などなど上げればいろいろ出てくるでしょう。
何でもいいので、自分で決めてからスタートすると集中して滑れると思うのです。
スキーはスキー場が違う、ゲレンデが違う、雪質が違う、天気が違うなどなど毎回いろんな環境で滑ります。
ホームゲレンデで滑っているときだけは、上手く滑れても他のスキー場へ行ったら全然ダメってならないようにするためには、自分のルーティーンを決めると良いです。特に検定前では威力を発揮するでしょう!
いつもと同じ動作をすることで、いつもと同じように集中して滑り出すことができるのです。周りの環境は違っても、自分の動作だけは変わらないですからね!
これがスキーの場合にルーティーンが有効な理由です。
だから皆さんも何かスタート時のルーティーンを決めてみてはいかがでしょうか!
科学的に意味がない動作でいいのです。なんでもいいのです。
それが一流に近づくために必要なことかもしれません。
この本には、習慣化(=ルーティン化)を一番うまく取り入れているのがアスリートと書いてあります。習慣化することで一つのこと(滑ること)のみに集中しやすくなるのです。
これはお勧めです。読みやすいし、ためになることが書いてあります。
スキーのためにも日常生活のためにもお勧めの本です。
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