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現役スキー教師がオススメしている、スキー用インソールはこれだ。

こんにちは、スキー教師のスノダノブユキです。

 

あなたはインソールは何を使っていますか?

最初についている標準のインソールですか?
それとも、他のインソールを買って入れていますか?

スキーヤーは他のスポーツをする人に比べてインソールにこだわる生き物です。

 

1.そもそもインソールって何?何が良いの?

インソールとは?
より日本的に言うと中敷きです。

普通の靴にも入っています。だいたいの靴はインソールが取り外せるようになっていますね。
もちろんスキーブーツもインソールが入っています。

しかしそのインソールですが、標準のものを使用するべきか?他社製品を入れるべきか?
迷う人もいるかもしれません。

結論から言うと、タイトで硬いブーツを使っている人は標準のインソールは使わない方がいいです。
最初から他社のインソールを入れて使用することを前提にしているメーカーがほとんどです。

高いブーツなのに、ペラペラな薄いインソールが入っているメーカーが多いのです。
基本的に上級者はインソールは変えた方がいいです。インソールは人間にとって非常に大事なものなのです。

 

では、インソールは重要なのでしょうか?
人は立っている時、歩いている時、走っている時、ジャンプの着地、スキーしている時、
すべて足裏に体重が乗っています。

スキーでは体重+遠心力もかかってきます。
こんな大きな力を支えているのが、足裏なんです。

足裏で体重を支える、、、そして足の動きがブーツに反応する、、、ブーツの反応がスキーに伝わる、、、、
すべては足裏から始まるのです。

 

スキー技術の話をすると、雪面に近い関節から動かしていくのがスキーの基本です。
(関連記事:スキーの基本である「足元からの操作」はスキーを初めてやった人から学べ

関節を動かす前にまず足裏の感覚が重要になってきます。

だからまずは、インソールは非常に重要なんです。

具体的にインソールの効果を説明すると、、、、、、、
・無駄に足の力を入れなくて済む
・足の動きにスキーが敏感に反応してくれる

つまりダイレクトにスキーに力が伝わるので、楽に滑ることもで出来るし、力強い滑りも出来るようになります。

インソールを変えるだけで滑りが変わります。

 

私はいくつかのメーカーの物を使いましたが、今のところシダスが一番です。

今まで使用してきたインソールはこれです。

シダス→BMZ→バランスプラス→フォームソティックス→シダス

それでは実際に使用したインソールの効果・感想をご紹介します。

2.シダス

BMZとバランスプラスは熱成型なしの既製品を使っていたというのはありますが、
シダスは具合いいです。

私が使っているのは、カスタムレースというモデルで、熱成型タイプです。
ホント使ってから調子いいです。

一番のお勧めモデルです。

ショップではなく、シダスの会社の人に作ってもらったので、上手くできたのかもしれません。

ちなみにICI石井スポーツのカスタムフェアに行くと、メーカーの人に作ってもらえます。
シダスのインソールを作ってもらいたいときは、カスタムフェアで買うといいです。

関連記事:カスタムフェア攻略法はこれだ!

 

カスタムレースの良さは自分の土踏まずにったたアーチが出来るということです。

そして、母指球に力が伝わりやすい。カカトが安定している。

とにかく、足を動かしたらそれがダイレクトに反応してくれる。
足の動きがブーツに伝わり、スキーに伝わるのです。

 

 

あと丈夫なので、長く使えます。
何年も使えます。

 

3.BMZ

BMZは土踏まずのサポートが他社に比べると弱いのです。

立方骨という骨に注目して、土踏まずを支えすぎないようにしているようです。

 

わたしが使っていたのは1.6Cというタイプですが、今は無いようです。
数年前とだいぶラインナップが変わっています。

よくBMZは内脚が使いやすいと言いますが、実際は???よくわからないです。

BMZの良さはいまいちわかりませんでした。

 

現在はCCLP理論とかCuboid balance理論とか言っていますが、よくわからないです。
ちょっと宗教っぽい!?!?

 

4.バランスプラス(B+)

株式会社ホシノさんの商品です。

バランスプラス(B+)のインソールは足の骨格を補正するためのものらしいです。
身体のゆがみを抑えて、身体のバランスを整えてパフォーマンスを促すというコンセプトです。

これは結構よかったです。シダスを使っていて、B+に変えたら滑りが良くなりました。
インソールが足の動きに反応してくれている感じが伝わってきました。

他社と比べて土踏まずのアーチは弱いですが、足の動きにしっかりと反応してくれる良いインソールでした。個人的には今一番オススメのインソールです。

ネットではあまり販売していませんが、こちらから探せばあります。旧タイプのモデルも出てきます。

私は「BF」というモデルを使用しています。これ良いですよ。現在であれば「PHF」というモデルが機能性が良く暖かいと評判です。使っている人によると結構あったかいようですよ!

 

5.フォームソティックス

フォームソティックス、これは知らない人も多いと思います。
私が買ったときは、アマゾンや楽天には売っていませんでした。店でも売ってないです。
あるサイトから直接購入したのですが、いろいろもめて、、、、、、。

使ってみたものの、私には合いませんでした。
これは完全に失敗でした。

まず、インソール自体が柔らかすぎます。
もっと硬くないと、力が逃げてしまいます。

 

そして幅が広い。
タイトなブーツを履いている人にはこの幅広インソールはどうなの?って思います。

無理やりブーツに入れる感じで使っていました。

 

あとなぜかこのインソールを使うと足の腱(?)が痛むようになるのが発覚してからは一回も使っていません。
単純に私には合わなかっただけだと思います。

今はネットで販売しています。
インソールとしては気軽に買える価格になっています。

 

 

6.まとめ

標準のペラペラなインソールとここで紹介したインソールは立体的に見て形が全然違います。
見た瞬間誰でもわかります。
インソールの違いは大きいです。

いくつかのインソールを使ってきて私が思うのは、土踏まずのサポートは重要です。

ここがサポートされていれば、足の動きがダイレクトにブーツに伝わる感覚があります。

土踏まずのサポートが強ければいいというものでもないので、シダスみたいにきっちりしているのがいい人もいるだろうし、B+やBMZのようにアーチが弱いものあります。できればいくつか試して自分に合ったものを見つけると良いでしょう。

私スノダノブユキがお勧めするインソールはB+です。

 

2016年に登場したステルステックも同じですが、自分に合ったインソールってブーツの中の足の動きにもろに反応してくれるのです。
見えない小さな動きをしっかりとスキーに伝えてくれる感じです。

インソールって値段は高めですが、性能を考えれば高くない買い物だと思います。

 

ただし、インソールもステルステックも効果を感じるには、ブーツの中で足を動かすことが重要になります。

このブーツの中の動きってすごい重要なんです。
この動きが出来ないと上手く滑れないし、インソールの効果も感じにくいです。
この記事は絶対に読んでみて下さいね。
スキーはブーツの中の見えない部分の動きがすごく重要、見えないから知らない人も多そう

 

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