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スキーが難しい理由がわかった。滑りながら新しい運動を取り入れるからだ。

 

スキーって難しいですよね!!

スキー教師である私も思うんですよ。スキーって難しいなって。。。

 

で、なんで難しいのか考えたんです。

そしたら答えがわかりました。スキーが難しい理由がわかったんです。

 

スキーが難しい理由は、、、「滑りながら新しい運動を取り入れるから」

 

滑るってことは、バランスを取っているってことです。脚や腕を動かしてバランスを取りながら滑っています。

そんな中で、新しい運動をすることってすごく難しいことだと思います。

 

これはどんなレベルの人でも同じです。

スキー初めてやった人は、ちょっと滑るだけで精一杯です。ハの字にスキーを開くなんて難しいんです。

股関節をひねってハの字にするなんてのは無理です。いきなりやろうとしても無理です。

難しいっていうか無理なんです。(才能のある人は除く)

 

 

上級者でも、滑りながら新しい動きを取り入れるのは難しいんです。

どんなレベルの人でも、今までやったことの無い動きを取り入れるのは難しいんです。

新しい動きを取り入れないと上達出来ないですからね~。

 

 

スキーが難しい理由が、滑りながら新しい運動を取り入れるからということが分かったところで、話は次に進みます。

 

 

次はこれです。

上達する過程です。

スキー上達の過程とは?なぜ上手くなれるのか?

①正しい動き(運動)を見る、説明を聞いて理解する。

②マネする。

これだけです。

簡単に言うとこれだけですね。

 

スキーの理論は難しいので、聞いても理解できないかもしれません。

でも動きは説明を聞けばわかりますよね。

だから①は簡単なんです。子供だったら目で見て理解、大人だったら目プラス話を聞いて理解できますね。

 

難しいのは②です。マネ・実践することです。

すぐ出来ないですよ。今までやったことない動きはすぐには出来ないですよ。

 

なぜ出来ないかって?

なぜ上手いスキーヤーのマネをするのは難しいのか?

それはさっき説明した通りです。

「滑りながら新しい運動を取り入れるから」です。

 

例えば、何もしていない静止した状態で「股関節をこう動かしてください」って言ったらだいたいの人は出来ると思います。

でも滑りながら「切り換えの直前に、股関節をこう動かしてください」って言われたらどうでしょう?

これ難しいです。脚も腕も首も目も動かしながらあるタイミングで股関節をこう動かしてなんて言われても、いきなり出来る方がおかしいです。

 

簡単に言うと、同時にいろんなことをするのは難しいってことです。

 

同時にいろんなことをするのが難しいってことがわかる例を二つ上げます。

①車の運転

車を運転するときって、目で前方の状況を確認しながら腕でハンドルを動かしながら、右足でアクセル・ブレーキを踏むんです。

これすごいですよね。目と耳で状況判断して腕と脚はそれぞれ別の動きをする。

教習所に行き始めたときって、この動きをスムーズにできなかったですよね!

新しい運動を取り入れるのは難しいってことです。

 

 

私はオートマの免許を取ってからマニュアルを取ったんですが、

左脚のクラッチの動きが一つ加わるだけで難しいかったです。

前方確認とかハンドル操作は何も変わっていないのに、左足の動き(新しい運動)が加わっただけで難易度が激増するのです。

 

②ピアノ

私はピアノ弾けないですけど、

例えば、右手だけでゆったりとしたリズムの曲だったらちょっと練習すれば出来ると思います。

でもそこに左手も加わるとなったら一気に難しくなるでしょう。

 

 

まとめ

スキーが難しい理由は、、、「滑りながら新しい運動を取り入れるから」です。

 

新しい動きを取り入れるには、練習しかありません。

どうやったら練習時間を減らせるかっていうのは大事ですが、練習しないことには上手くなれません。

 

新しい運動は違和感があります。でもその違和感は上達するために必用なことなんです。

違和感を大事にしてください!!!

 

アマゾンの商品紹介にはこのような文章が書いてありました。

片手だけを動かす運動と両手を動かす運動のふしぎなちがいも、明らかになってきています。そのような最新の研究はもちろんのこと、みなさんが興味津津の「運動の上達に役立つ研究の成果」も紹介します。

この記事の続編にあたる記事がこれです↓
ただ練習すればいいのではない?実は寝ることがスキー上達のカギだった。

新しい運動を取り入れて習得するためには、寝ることが大事って話です。これも面白い記事に仕上がったと思っています。