スキー板はたわましてなんぼのところがあるので、
「たわみ」っていうのはすごく重要なポイントです。
スキー雑誌でも良く「たわみ」という言葉は出てくると思います。
そんなたわみについて、本気で勉強してみたのでおヒマな人のみご覧ください。
注意:これを読んでもスキーは上手くなれません。
つまらなくなった時点でページを閉じましょう。
1.たわみの式
わたしはこのページを参考にしました。
http://d-engineer.com/zairiki/danmenniji.html
スキー板に図のように上から力が加わったとします。

スキー(ℓ)に真上からWという力が加わりました。
そしたら「δ」というたわみの発生に成功しました!

間違っていなければ、たわみの式はこのようになるらしいです。
δ:たわみ
W:荷重(自分の重さや遠心力もここに含まれます。)
ℓ:スキーの長さ
E:弾性係数(スキーの素材の硬さ)
I:断面2次モーメント(断面の形によってきまる定数)
2.たわみを大きくするには?
この上の式を見ればどうすればたわみが大きくなるかがわかりますよね!
カービングターンの時に、たわみが大きいほど実質の滑走半径が小さくなるので、小回りになります。
たわまないと大回りになります。
「スキーの傾き(内径角)」と「たわみ」は密接な関係があるのですが、
話が難しくなりすぎるので、
今回は、このたわみの式にのみ注目します!!!
もう一度上の式をご覧ください。
たわみを大きくするには、
分子にあるW(荷重)とℓ(スキーの長さ)を大きくすればいいのです。
ℓは使っているスキーで決まってしまうので、
自分で変化させることができるのはWです。
Wを大きくするには、スピードを出すことです。
スピード出しただけではダメなんですが、
まずはスピードが大事です。
出だしの1.2ターン目って曲がりづらいと思いませんか?
この理由は、Wが小さくてスキーがたわんでないからです。
ちゃんとこの式で説明できましたね!!
次に分母を見ていきましょう。
分母なので小さくすればたわみが大きくなります。
E(弾性係数)とI(断面2次モーメント)を小さくするのです。
難しいですよね。
弾性係数というのは素材によって決まっている硬さのことです。
硬ければこの係数は大きくなります。
柔らかいってことはこの係数が小さいってことなので、当然たわみやすくなりますよね。
もっとわかりやすく説明すると、柔らかいスキーはたわみやすい
硬いスキーはたわみにくい
ってことです。
続いてI(断面2次モーメント)です。
これもほとんどの人が意味不明だと思います。
このIが小さいほどたわみやすいんですよ!
このIというのは、断面の形状によって決まってくる数値なんですが、
長方形の断面の場合、断面を正面から見ると
I=横×縦の3乗/12
という式になります。
よって縦の長さ(=スキーの厚さ)を短くするのがポイントとなります。
これわかりやすく言うと、薄いスキーはたわみやすい
暑いスキーはたわみにくいということです。
簡単ですよね。
3.まとめ
たわみを大きくしてターンしやすくするためには、
1.荷重を大きくする
2.スキーの長さを長くする
3.弾性係数を小さくする
4.断面2次モーメントを小さくする
たわみの式からわかることはこの4つなのです。
でもでもでも、気づきましたか?
2.3.4はスキーを買った時点で決まってしまうものです。
スキー技術で変わることは1.荷重を大きくする
のみなのです。
っていうことは、練習好きの(?)わたしたちにできることは、
荷重を大きくするだけ!
そのためには自分の重さ、遠心力を上手くスキーに伝える
ってことです。
スキーをたわませるためには、上手く力をスキーに伝える
それ以外はスキーメーカーにまかせる
ちなみにスキーにフレックスが硬いとか柔らかいっていうのは、
弾性係数×断面2次モーメントのことだと思ってください。
この数値が大きいと硬く、小さければ柔らかい
ということになります。
今回はたわみの式からわかることだけをまとめてみました。
これを読んだだけでは実際にどうしたら曲がりやすいのかわかりませんよね!?
その辺はおいおいまとめていきます!
お待ちください。
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