がっつり技術論、上級者向け記事です。
スキーっていうスポーツは基本的に下半身を大きく動かして2本の板を操作するスポーツです。
上半身の動きの方が見やすいので注目してしまいがちですが、下半身の方が圧倒的に重要です。
下半身の関節といったら、股関節や膝や足首がありますが、
今回は「足首」に注目します。
さらに注目ポイントを絞っていくと、、、
足首でもいろんな動きが出来ますが、今回の注目は、、、、
足首の回内・回外とか外反・内反といった動きのお話をします。
言葉で聞いてもわからない人が多いと思うので、
その動きをした写真を見てみましょう。
その方が早いです。
滑るときはこの下にある写真の動きをすると良いのです。
まずは一つ目
これは正常時です。左脚です。
力を入れずに楽にしていた時にこの状態になっています。
ちなみに履いているソックスはわたしのお勧めmico社のX-RACE
薄いので操作性が良くて、さらに暖かい、
タイトなブーツを履いている人にはピッタリのソックスです。
関連記事:スキーソックス(靴下)の選び方、選ぶ基準は?
脱線しましたが、この正常な状態(↑)からこのように動かしました。
これです↓
言葉で説明すると、つま先とカカトを結んだ線を軸にして回転させるような動きです。
これは右ターン時の左外脚の動きです。
このような動きをブーツの中でしているんです。
この動きをするとエッジがしっかりと噛んでくれます。(もちろんブーツにつつまれているので、実際はこんなに動かすことはできません。)
アイスバーンなんかだと、この動きをしないとツルツルーーーーーー、大転倒します!
この動きのイメージとしては、母指球でエッジを押さえつけるような感じです。
エッジを切りかえるときに、この動きを始めて、ターン中盤まではしっかりと母指球をおさえてくださいね。
そしたら3枚面の写真です。
さっきと逆の動きです。
左ターン時の左内脚です。
内脚なので、2枚目の外脚の時よりは重要性は低いですが、2本の板を使うスポーツなので、内脚時も足首の動きは忘れないようにしましょう。
さきほどと同じく、切りかえからターン中盤までは小指側をしっかりと立てましょう!
今回は普段は絶対に見えることの無い動きを説明しました。
見えないですが、すっごく重要な動きなので今まで考えたことなかった人は、これからは意識してみて下さい。
滑りが変わるかもしれません。
そしてスキーは基本的には雪面に近い関節から動かしていくものです。
だからこの足首の動きっていうのは、膝よりも股関節良いも早く動かすのが正解です。
足首→膝→股関節
の順番に動かし行くんです。
実際はほぼ同時ですけどね。。。意識としては、足首を写真のように動かしてから膝・股関節を動かすようにしてください。
関連記事:スキーの基本である「足元からの操作」はスキーを初めてやった人から学べ
あとインソールも最初からついているノーマルインソールだと、この足首の動きをしてもスキーが反応してくれません。
インソールはできるだけ自分の足のアーチにあった整形タイプを使うことをお勧めします。
私のお勧めはシダスです。使っているのはこれです。シダスのカスタムレース
ちなみに今回説明した、足首の外反・内反の動きが出来ている人は、ステルステック
逆に言うとできないと効果は薄くなります。
ステルステックは非常に効果のある商品ですが、上手く足首の動きが活用されていないと本領を発揮しません。
誰が使っても効果があるというわけではないと思うので、買う時は気を付けてください。
下の記事も参考にしてください。
関連記事:大注目「ステルステック」が気になったので使ってみたらすごく良かった
ブーツの中の足の動きは大事。
ブーツの中で足がよく動く人ほどインソールとステルステックの効果が出る。