実はスキー界復活のカギはスキー以外にあったんです。

こんにちは、スキー教師のスノダノブユキです。

タイトルちゃんと読みました?

 

えっ?って思いましたよね!!!

 

スキーをはじめとするウインタースポーツ産業が今後下火にならないためには、スキー以外に焦点を当てるべきだと私は思っています。本気です。

 

なんで?って思ったあなたはこのこれから解説していきますので、じっくり読んでみて下さいね。

 

話が複雑になりそうなので、大まかな話の流れを説明します。

①この業界の問題点をあぶり出す

②解決策を考える

まあ、これはただの私の考えというか仮説です。あまり深く考えずになんとなく読んで見てください。

 

 

では最初にウインタースポーツ業界の問題点とは?

ズバリ、この業界(特にスキー場内)で働いている人はアルバイトの人が多い

もうこれにつきます。お客さんではなくそこで働く人に焦点をあてます。

スキー場で働いている人・宿で働いている人
かなりの割合がアルバイトです。

(ちなみに私は、アルバイトだから仕事できない、社員だから仕事出来るとは思っていません。仕事が出来てそれなりのポジションにいるアルバイトの人はたくさんいるでしょう。)

やっぱり、アルバイトって社会的信用が低いですよね。あと収入が低いですよね。

 

社会的信用が低い・収入が低い仕事を今後も続けたいって人は少ないと思います。できることなら社員になりたいって人は多いはずです。

 

働く人の環境を改善しないと、そこで今後も頑張って働こうって思わなくなります。
要は働く人のやる気・モチベーションの低下が問題なんです。

働く人のやる気がなくなれば、それはお客さんにも伝わってしまいます。⇒お客さんはスキー場に来て楽しめなくなってしまいます。

 

抽象的に言うとスキー場で働く人は、雇用環境が良くないってことです。なんで雇用環境がよくないのでしょうか?↓

スキー場で働く人の現状とは?

アルバイトであれば基本的には冬期間のみの雇用になっています。

 

 

だから夏はなんとかしてまた冬になったら来て!ってことなんです。

これが現状なんですよ。

関連記事:スキー教師のオフシーズンの実態とは?何してんの?ぶっちゃけます。

 

こんな会社あります?冬終わったからもう帰って下さいって会社。。。でもまた来年来てほしい。。。

これがこの業界の普通と考えてしまったら、ダメなんですよね。

こんなことしてたら、従業員が集まらなくて経営できなくなってしまいます。お客さんが来ても満足いくサービスはできなくなってしまいます。

この辺はなんとかしないといけない部分です。

 

冬季のみ従業員を集めるのって大変なんですよ。

 

ここまでで、スキー場で働く人々の問題点・現状がわかったと思います。
ではここから解決策を考えてみましょう。

 

どうしたら解決出来るのか?

ここまでの問題点を簡単にまとめると、冬期間のみのアルバイトで雇用しているため、やる気のある従業員を雇用するのが難しいってことでした。

じゃあ、どうしたらいいでしょうか?

ここまで読んでくれたあなたなら、もうわかっているでしょう。

 

一言で解決策を言うのは簡単です。

給料上げて、通年で雇用することです。

これですよ。これが超重要なんです。

 

じゃあ、どうすれば通年で雇用できるの?ってところ。。。ここが一番難しい問題です。ここが簡単に分かれば経営者も苦労しないです。

 

ここまで読めば、この記事のタイトルの意味が分かりましたよね!?

タイトルはこれです。

「実はスキー界復活のカギはスキー以外にあったんです。」

夏にスキー以外の分野で収益を上げないといけないんです。

これが今後スキー界が解決しないといけない部分です。ここがクリアできればスキー界は良くなるんじゃないかな。スキー教師の質も上がるでしょう。

 

では、スキー教師という視点で考えてみましょう。

実際にスキー教師をしているスノダノブユキだからわかることを書いてみますね。

 

初対面の人に聞かれて、もしあなたがスキー教師だったらどう答えますか?

初対面の相手「職業はなんですか?」

あなた「スキーのインストラクターです」

初対面の相手「夏何してるのですか?」

あなた「アルバイトしてます」

・・・

初対面の相手「たいへんだねえ」

あなた「・・・」

 

やっぱり世間ではいいように思われないんですよ。本当は極々まともな仕事をしているだけなのに。。。

ちなみにスキー教師の実態はこの記事をご覧ください↓
スキー教師のオフシーズンの実態とは?何してんの?ぶっちゃけます。

 

この会話を本当ならばこうしたいのです。

初対面の相手「職業はなんですか?」

あなた「はい、会社員です。

初対面の相手「へー、なんの仕事しているんですか?」

あなた「スキー教えたり・・・・したりしてます

 

こっちの方が印象良いですよね!

だから私は今後こっちに近づけたいんです。私がっていうか日本のスキー教師がこうなって欲しいんです。

 

先ほどの解決策でも言いましたが、一番大事なのは冬以外の仕事をどうするかです。スクールの経営者はスキーよりも夏のことを考えた方が良いんじゃないかな。
そうすれば良い人材が集まるような気がします。そだった人材も辞めないでしょう。

 

ってことで、これ以上の話はもうスキーに関係なさすぎるので終わりにします。

 

最後に1行でまとめます↓

「これからのスキー場・スキースクール経営で大事なのは、夏の事業を成功させる」っていう結論でした。

 

 

ちなみに、スキー教師という仕事は今後AIが発達してもなくならない仕事だと思っています。

関連記事:「人工知能(AI)とスキー教師」、今後のスキー界はどうなる?

ほんと、この仕事は人が大事です。人がいなければ売上げは無いです。従業員を大事にしないとダメです。

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