「おてんま」って知っていますか?
村の共同作業のこと。道路や河川の掃除、共同林の草刈りや間伐作業など、地区によっていろいろある。
原則として一軒から一名が参加する。
http://www.okadanouen.com/kotoa.htmlより
みんな集まって協力して作業しましょうってことです。
北信地方で使われている言葉のようです。
北信地方とは長野県北部の地域のことです。
この地図の青・水色の地域が北信地域です。
有名なスキー場だと野沢温泉・木島平・志賀高原・北志賀高原・戸隠・飯綱とかがあります。
古くからある有名なスキー場が多いエリアです。
雪の量は場所によって豪雪地帯もあれば、少ない地域もあります。
ちなみに長野県の他の地域は、
黄系:東信
赤系:中信
緑系:南信
と言います。
それで話は戻って、「おてんま」なんですが、
北信地域のスキー界でも使われている言葉なんですよ!
スキーの大会では、たくさんの人でが必要になりますので、
みんな招集されるんです。
私も何度も行っています。
大会では、
・選手が旗門を通過したかチェックする人
・掘れたコースを整備する人
・ポールをセットする人、抜けそうなポールをしっかりとねじ込む人
・スタート・ゴール係
などなどたくさんの人によってスキーの大会は運営されています。
これがスキー界のおてんまです。
地域の人みんなが集まって、協力して大会を運営するのです。
この場合はほとんどがスクールの人が招集されています。
大会以外には、遊歩道の整備とか草取りとか掃除とかあります。
こういうのは多くの地域であると思いますが、北信地域では、
「おてんま」という言葉がなじんでいます。