スキーを買ったりレンタルするときって、
身長・体重・年齢を書く欄があるんです。あとレベルも。
必ずあるはずです。
こんな用紙に書くはずです。
![ワークショップチケット %e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%81%e3%82%b1%e3%83%83%e3%83%88](https://i0.wp.com/skitop.jp/wp-content/uploads/2016/11/d763ff062c2d8b294c9886cc13281342-e1479628390119.jpg?resize=500%2C281&ssl=1)
スキーって真ん中辺にビンディングっていう金具がついています。
ビンディングっていうのは、スキーとブーツを固定するものです。
これね↓
![ビンディング スキー %e3%83%93%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0maka](https://i0.wp.com/skitop.jp/wp-content/uploads/2016/11/00f84cfb7ad40397c11a48b7a25e6de7-e1479628552987.jpg?resize=400%2C400&ssl=1)
このビンディングって変に強い力が加わると、解放されるようになっているのです。
スキーとブーツを固定するものなのに、ある一定以上の力が加わると、外れるのです。
危険防止のために外れるようになっています。
外れることでケガが防止できるのです。
ビンディングは安全にスキーをするのに、非常に大切なものなのです。
だからあの地味な金具は技術の塊なんです。
安全の知恵が詰まっているのです。
このビンディングですが、「解放値」と呼ばれるものがあります。
![解放値 %e3%83%93%e3%83%b3%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%82%b0](https://i0.wp.com/skitop.jp/wp-content/uploads/2016/11/c82a26677ed676516336322a45ed9b95-e1479628632615.jpg?resize=337%2C600&ssl=1)
見にくいですけど、「4・6・8・10・12」と数値があります。
この数値が解放値です。
(これは9になっています)
この解放値が
高いと解放されにくくなり、(ブーツとスキーが外れにくくなる)
低いと解放されやすくなります。
この解放値の値ですが、ねじを締めたり緩めたりすぐことで、
バネの強さが変わるんです。
それで解放値が変わるようになっています。
ここからやっとタイトルの
「解放値算出のために、身長・体重・年齢は嘘つかないで申告しましょう」の話題に入ります。
解放値はある数値をもとにチャートから算出するのです。
こんなチャート表から解放値を決定しているのです。
![解放値 %e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%88](https://i0.wp.com/skitop.jp/wp-content/uploads/2016/11/76a0ab533f29c1291a8176d34025a148-e1479629157410.jpg?resize=337%2C600&ssl=1)
大人だと5・6・7ぐらいの値になるのですけど、この数値を算出するためには、
「身長・体重・年齢・レベル・ブーツのソール長さ」の5つが必要になるのです。
1枚目の写真のワークショップチケットには、
この5つを記入する欄があります。
どれか一つでも欠けると解放値を算出することはできません。
だから身長・体重・年齢は嘘をついてはいけません。
詐称禁止です!!!ケガします。
もし詐称してケガをしてしまったら、責任問題であなたが不利になってしまうのです。
ホント良いことないです。必ず本当の値を記入しましょう!!
それでは!
ちょっと話は飛びますが、豆知識!!
PL法って知ってますか?
正式には「製造物責任法」
製造物責任法(せいぞうぶつせきにんほう、平成6年7月1日法律第85号)は、製造物の欠陥により損害が生じた場合の製造業者等の損害賠償責任について定めた法規のことをいうが、形式的意義においては、上述の損害賠償責任について規定した日本の法律のことをいう。1995年7月1日施行。製造物責任という用語に相当する英語の(product liability)から、PL法と呼ばれることがある。
Wikipediaより
この引用の2行目に「製造業者等」と書いてありますが、
製造業者等っていうのは、マーカーとかチロリアとかサロモンとか製品を作っている業者はもちろんですが、
販売店やレンタルショップなどのビンディングの取り付けや解放値の調整を行う業者もPL法でいう「製造業者等」に当たるのです。
だからビンディングの調整を行う人もPL法により責任を負うことになるのです。
以上豆知識でした。
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