国際スキー連盟(FIS)による10のルールがあります。
事故を未然に防ぐために、スキーヤーとスノーボーダーがひとりひとりが責任をもっと注意して滑るよう、
国際スキー連盟によって定められた10のルールです。
詳しく見たい人はこちらを見てください。
http://www.nikokyo.or.jp/safety-snow/10fisrules.pdf
そのなかで紹介したいのは、4番の「追い越し」についてです。
この画像の文章読めますかね。
「追い越すときは、追い越そうとしている人がその責任を持ちます。」
追い越される人は、後ろを見ないと追い越す人は見えません。
初級者は後ろを見ながら滑るなんて難しいことはできません。
スピード出して滑る人は、必ず追い越される人の気持ちになって追い越してください。
絶対です。
私もレッスン中ゆっくり滑ることがありますが、
混雑しているときは怖いです。
スピード出してるときは追い越される可能性が低いので、怖い思いをすることは少ないです。
ゆっくり滑るときはとにかく怖いです。
追い越す人は前を滑っている人に近づきすぎないでください。
追い越される側は怖いんです。
正しい追い越し方を説明します。
必ずこのような追い越し方をしてほしいです。
幅の狭いコースに初級者Aさん、上級者Bさん、上級者Cさんの3人のスキーヤーがいました。
例1:ダメな例
初級者のAさんは今①にいます。
ここを上級者BさんはすごいスピードでAさんの目の前を追い越しました。
こんなことをしたら、Aさんはビックリしてしまいます。
転んでしまうかもしれません。
こういう追い越し方は絶対に辞めてほしいです。
例2:良い例
初級者のAさんは今①にいます。
ここを上級者CさんはすごいスピードでAさんの後ろを追い越しました。
これはOKです。ほかにスキーヤー・スノーボーダーがいなければ、
スピードを出していてもいいと私は思います。
大事なのは、Aさんの背中側から追い越すことです。
Aさんは追い越されたのを気づかなかったのです。
※(幅の狭いコースで)追い越すときは、背中側から追い越すこと
絶対に守りましょう!
幅の狭いコースで初級者に限らず、右ターンの次は左ターンをします。
この超超当たり前のことがわかっていない人があまりにも多いのです。
追い越す人は、追い越される人が右ターンをしているのか左ターンをしているか、把握してください。
そして、追い越すときはどっちターンなのか、必ず把握してください。
絶対に、背中側から追い越してください。
これだけで追い越される人は安心して滑れます。お願いします。