今の時代スキー関係の本ってなかなか出版されないですよね。
この本は2014年12月に出版されました。
遥かなスキー 人生で大切なことはすべて、雪と山が教えてくれたこの本は杉山進さんという方が書いた本です。
杉山進:
1932年野沢温泉村生まれ
1956年コルチナオリンピック出場
1964年日本人で戦後初のオーストリア国家検定スキー教師資格を取得
その後志賀高原にスキースクール開校、東京銀座にスキーショップ開店
SIA設立に参画
ISIA副会長・SIA会長就任
というスゴイ経歴をお持ちの方です。
この本にはこんなことが書いてあります。
日本で最初にリフトが出来たのは志賀高原の丸池と言われています。
1947年です。アメリカ軍専用のスキー場として使わわれアメリカ軍関係者以外は滑れなかった。— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
第7回冬季オリンピック
GSのタイム3分
SLは1分半ぐらいで旗門数約90
優勝はトニーザイラー— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
1960年ごろ、アルペンスキーの海外派遣選手の選考は特定の大学の影響力が強かった。優勝しても代表に選ばれないこともあったそうです。
— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
戦後、オーストリアの一部でスキーのメッカである、チロル州とフォアアールベルグ州はフランス軍の統治下にあり、オーストリア人も肩を振り込むフランス流のスキーになってしまった。1955年に主権を回復すると、大げさな逆ひねりを表現した「ヘソ天スタイル」が日本では流行
— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
P175~182あたりのJのオレオレ的な感じはすごいなあ
— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
「SAJとSIAの関係も大きく改善し、」ですって。1990年ごろの話
— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
奉仕とサービス、心のこもった誠実な対応にキーワードがある。これを実践できるスキー教師、スキー学校がこれからの時代に生き残れる条件とみる
— スキー教師⛄スノダ ノブユキ (@skijotatsu) 2017年4月11日
杉山氏の学生時代から会社員時代、オーストリア留学時代、SIA創設時代、、、、当時のことが書いてあります。
結構貴重な内容もあります。
そして私がツイートしたように、暴露的なこともありますね。こういうのはネットで探してもなかなか見つからない情報!
実業之日本社さんの公式ページの紹介文によると、
アルペンスキー発祥の地として知られるスキー王国・オーストリア。著者は、世界最高峰と言われるオーストリアスキー技術と思想を1960年代から日本に伝えるとともに、日本のスキースクールの基盤を作り上げてきた。大衆の海外渡航すら難しかった時代に、オーストリアのスキー技術を身につけてきた著者は、当時のヒーロー的存在。その後もスキー教師として世界中をめぐり、学び続け、スキーの普及と発展に努めた50年間の功績は計り知れない。
本著の前半では、野沢温泉での幼少期から、猪谷千春との涸沢スキー合宿、全日本選手権での活躍、長野電鉄社員としてコルチナオリンピック出場、オーストリア留学でのクルッケンハウザー教授との出会い、志賀高原にスキースクール開校など、氏の半生記を紹介。後半では、岡本太郎、白洲次郎、亀倉雄策、小澤征爾などスキーを通じて出会った数々の文化人、皇族とのエピソードや、日本のスキー100年の歴史、スキー教師としての精神論など、後世に伝えるべき多くのメッセージを収録。
巻頭グラビアページでは、1940年代から近年に至るまでの貴重なスキー写真も多数掲載。2014年4月には、杉山スキー&スノースポーツスクール50周年記念オーストリアツアーに、日本を代表するスキー写真家・渡辺洋一が同行撮影。82歳の著者の最新スキー写真にも注目。
現役のスキー教師や、スキーを人に教えたり案内する立場にある方はもちろん、スキー愛好家や、スキーの歴史、世界のスキーに興味のある人にとっては必読の一冊。
目次
■野沢温泉、飯山北高時代
■長野電鉄時代
■オーストリア留学時代
■スキースクール創設時代
■日本職業スキー教師協会時代
■スキー教師のあるべき姿
■スキーを通じて出会った人々
■スキーの変遷
興味ある人は読んでみてください。
これ読んでもスキーが上手くなるわけではないですが、日本のスキーの歴史がわかって面白いですよ!
貴重なスキーネタを集めたい人にもオススメ!