SAJの技術選、SIAのデモ選はどちらも人間がジャッジして選手の滑りに点数をつけるという大会です。
人間の代わりにロボットが・・・・?
AI(人工知能)の発達により、仕事がなくなるとかいう話がありますよね!今後どれだけロボットにより、私たちの仕事が奪われるかはわかりませんが、変化は出てくるでしょう。
ではスキー界ではどうなんでしょうか?
過去にこの記事も書いたのでヒマな人は見て下さい。
人工知能(AI)が発達してもなくならない職業の一つ「スキーインストラクター」
私の予想では、お客様に「体験を提供する」仕事は今後もなくならないと思っています。スキー教師がその例です。
詳しくは↑の記事をご覧ください。
ではちょっと違う視点見ていきますね!
最初に書いた大会のジャッジです。
このジャッジが人間ではなくロボットがやるとどうなる?
※これより下は私のただの妄想です。ほんとにヒマな人だけ読んでください。
ロボットA
機械だと弧がどれだけキレイかっていうのを人間より正確にわかるんです。
どれだけ円に近い弧で滑ってこれているか?ここに着目した場合、簡単に点数は出せると思います。
完全なる円だと100点、いびつな円、楕円になると減点されていく方式。これは納得できるジャッジマンです。
ただし正円だときれいに見えなかったりすると思うんです。シルエット的に少し楕円の方が正円に見える滑りだったりすると思います。
そして、正円だと不自然な滑りになるかもしれません。
要は普通の人にはまねできない、変に難しい滑りをした人に高得点が出たりする。
こうなると、人間の採点と大きく点数がずれる可能性がある。
通常はジャッジ5人で最高点と最低点をカットした3人の点数で争います。ロボットが採点すると、常にこのロボットが最低点もしくは最高点を付ける可能性が大。だからロボットを除いた4人のジャッジしか注目されなくなる。
⇒よって面白みがなくなる。
ロボットB
個性をインプットさせる
- 迫力のある滑りが好きなロボットか、
- 丁寧で無駄のない動きが好きなロボットか
- とにかくスピード感があるのが好きなロボットか
好みをインプットさせて、採点させる。
⇒人間と同じく滑りに好き嫌いの差が出てくる。人間に近い採点方式
ロボットの好みを把握できると良い点数を出すコツがわかる
ロボットC
感情をインプットさせる
とにかく気分次第。
- なんとなく頑張ってそうだから
- ポジティブ感が滑りに出てるから
- 丁寧に滑っているから
高い点数を出す
高得点をだすのは運しだい。読めない。
⇒競技者なかせでクレーム続出
ロボットに採点させる日が来るのか?
そうなったら面白いです。人間でも好みの滑りがあるから人によって点数が2点3点開くことってあります。
あのジャッジはこういう滑りに高得点をつけているが、こういう滑りは全然点を付けない
あのジャッジに高得点を付けてもらいたいから、こういう滑りをする
上位選手ってジャッジの好みを考えながら滑っていると思うんです。
だからロボットの特長も把握しながら滑る選手が出てくる。
これはこれで面白いと思いますよ。時代は変化するものですから。人間の代わりにロボットがやったっていいんです。
ただし現実的ではない。。。。
2017/11/26追記
あるブログでAIについて書かれていました。
http://meimatsu.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/ai-1020.html
↑「AIがジャッジ開始」
ちょっと調べてみましたが、こんな記事もありました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/110200006/042100076/?P=1&ST=SIO-tec
体操競技ではAIを判定に導入しようとする動きがあるらしい
この記事だと、芸術要素を数値化するのが難しいと書いてあります。
確かにそうですよね。
基礎スキーも芸術の一種だと思います。
だから採点に疑問をもつ人が現れる。
これをどうAIに数値化してもらうのか?これは難しい問題ですね。
AIの導入により、客観的に評価できるので、平等っちゃ平等です。でもそれが面白いのか?っていうところは疑問ですね。←ってこれが古い考えになるもの時間の問題かも