みなさんこんにちは、
スノダノブユキです。
今日は、、、
SKI journal (スキー ジャーナル) 2016年 06月号の記事を違う視点から考えてみました。
とらえ
ジャーナルでは?
ジャーナルの技術特集なので、レベルはかなり高いです。
ジャーナルの6月号をもっている人は見てください。
持っていない人は買って見てもらえると、理解が深まります。
その中でも今回解説するのは、
22~23ページについてです。
このページの内容をざっとまとめてみます。
写真で見るとわかりやすいので写真を載せます。
まずは武田竜選手
続いて柏木義之選手
どちらも同じターンの局面の写真です。
切り換えのタイミングつまりスキーがフラットの時ですよね。
見たまんまですが、
このときの脚の曲げ具合が違います。
ジャーナルの解説ポイントというかテーマは、
「ターン始動期にスキーで雪面をとらえられるポジションを作る」
となっています。
とらえるときのポジションが高いのが武田選手、
それに対して、
とらえるときのポジションが低いのが柏木選手です。
「武田選手の高いポジションの方が、捉えるタイミングが早い
グリップするタイミングが早い」と書かれています。
まとめるとこうなります。
⇒「より早いタイミングで雪面を捉えるためには、
フラットの時に高いポジションの方がよい」
そして今年の大会において、
フラットの時に高いポジションである
武田竜選手の滑り方が点数が出やすくなっていました。
私の意見は?
さて、ここからが
私独自の視点で見た二人の滑りの違いです。
まず結論から言います。
二人の滑りの違いは、、、、
「脚を曲げるタイミングと伸ばすタイミングが違う」
一言で表すとこれだけです。
どのように違うのかというのを図で説明します。
実際のスキーの軌道はほぼ変わらないと思います。
ただし違うのは、脚の「曲げるタイミングと伸ばすタイミング」です。
切り換えの赤い○の中心がフラットになるところです。
これを見ると、
武田選手は
切り換えの直前で曲げを終わらせて、
脚を伸ばしながらエッジを切り換えている。
それに対して、柏木選手は、
エッジが切り換わるころまで曲げを続けていて、
切り換わってから伸ばしている。
この違いって何なんですかね?
脚の曲げ伸ばしのタイミングを大きく二つに分けると○○と○○があります。
この○○って、、、
何だかわかりますか?
何言ってるんだこいつ、と思う人もいれば、
なんとなくピンと来た人もいるでしょう。
この二つの滑りの違いをスキー用語で説明すると、
「ストレッチング」か「ベンディング」の違い
それだけなんです。
ストレッチングの脚の動きのタイミングを遅くしていけば、
ベンディングになります。
それだけです。
こう考えたら、
ストレッチングとベンディングの違いなんて
たいしたことではないと感じませんか?
でも実際にストレッチングからベンディングにすると
感覚的にはかなり違いますよね。
言葉で説明すると意外と単純なんです。
単純です。
ストレッチングとベンディングの違いは切りかえのタイミングです。
それでおそらく、読者の方は、、、
「で、どっちの滑りを練習したらいいんだよ?」
って思ったりしました?
どっちの滑りがいいとか悪いとかは言うつもりはありません。
というかどっちも出来るのが一番ですよね。
なので、この二つの滑りの特長をまとめてみます。
ストレッチング(武田選手)は、
上手くいくとターン前半から強いエッジングができてスキーが走る。
上手くいかないと、抜重が大きくなり捉えるタイミングがベンディングより遅くなる。
ベンディング(柏木選手)は、
上手くいくと丸いキレイなターン弧になる。
上手くいかないと、後傾になって暴走しやすい
(これはのジャーナル22ページに書いてあるのとかぶっています。)
よってどちらがいいかということは、一概には言えません。
ただし両方練習すると、何かつかめるかもしれませんよ!!
様々な斜面をいろんなターン弧で滑るのが上達への近道です!!
長くなりましたが、この辺で終わりにします。
今回の内容に関して、ご意見・ご感想もらえると嬉しいです。
下のコメントでも良いですし、
見られたくなければ右上のお問合せフォームからでもいいです。
「わかりやすい」、「意味不明」などなんでもかまいません、
読者の方の意見を聞いて読みやすく、
わかりやすい記事にしていきたいと思います。
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
スノダノブユキ