始めてスキーをしたのはいつですか?
私は6歳ぐらいです。
今日何が言いたいかっていうと、あなたがスキーを始めたのが、カービング以前なのか以降なのかで滑りが違うという話です。
まず、スキー板の違いをざっと説明します。
旧スキー(カービング以前):長くて回転性能が低い
新スキー(カービングスキー):短くて回転性能が高い
「新」って言ってももう20年ぐらいたちますが、、、、気にしないで。。
旧世代と新世代では滑りが違うのです。全員じゃないですけど、世代の違いで滑りの傾向は違います。
60歳でも新世代の人もいるし、40歳で旧世代の人もいます。
よくある例は、夫婦で夫が古い世代らしい滑り、婦が新しい世代らしい滑りをしていることがあります。(もちろん逆もあり)
では世代による滑りの違いを発表します。どこが違うのか。。。。
旧世代:足元からスキー操作をしている。スタンスが狭く内スキーの活用が少ない。低速が上手で高速が苦手。
新世代:重心移動が少ない。上半身から動き始めて、脚の操作がおろそかになっている。高速が上手で低速が苦手。
これが世代の違いによる滑りの違いです。あくまでもこういう傾向があるってだけですよ。
スキーの基本はあくまでも雪面に近い関節から動かすことなんです。だから足元から動かすっていうのはすごく大事で基本的なことです。
関連記事:スキーの基本である「足元からの操作」はスキーを初めてやった人から学べ
カービングが出る前からスキーをしている人達は、下半身の動きがキレイに出来ていて、上半身の動きが少なく安定しています。しかしカービングでスキーを習得した世代は上半身の動きが大きすぎることが多いです。重心移動しているだけでもとりあえず滑れちゃいますからね。
低速では足元から動かさないと、上手く滑れないです。
新世代は上半身を動かし過ぎる傾向があるので、足元から動かさないとできない低速が苦手。スピードを出して足と腰の距離を離して滑る高速が得意。逆に旧世代は足元から動かす低速が上手いが、スピードを出してスキーに頼るのが苦手。
どちらも良い点と悪い点があります。
このような違いが生まれる原因は当然スキーの性能の影響ですよね。
なぜスキーの違いが滑りの違いをもたらすかと言うと、、、、、、、
旧スキーは回転性能が低いので、脚をしっかりと動かさないとスキーが曲がってくれないのです。しかしカービングスキーだと、回転性能が良いので体を傾けたたり、重心移動するだけでターンが出来てしまうのです。
カービングスキーは本来必要な脚の動きが少なくても曲がれてしまうんです。早く簡単にターンを覚えることが出来るので、カービングは初級者に良いスキーだと思います。
しかし昔の苦労してスキーを習得した人と比べると楽、手抜きと思われてしまうかもしれません。
私は古いスキーであろうが新しいスキーであろが、脚の動かし方自体は対して変わらないと思いっています。
R12だろうがR30だろうがあまり脚の動かし方は変わらないです。上下動の量、抜重の量、脚の傾きの量この違いはありますが、0が1になったり、1が0になるというのはないんです。0.1が0.5になるとかその程度に違いです。
スキーが違うと、出来上がる滑りに違いが出てきますが、脚の運動はあまり変わらないっと思っていてください。