スキーって危険なスポーツです。危険っていうのは、すごいスピード出して行うスポーツだからです。
スポーツはなんだって危険がはらんでいるので、しょうがないです。
よく暴走している危険なスキーヤーっていますよね。ホント危険な人。あれには近づかないのがベストなんですけど、そんなこと言ってられない。
この記事では、ゲレンデでの衝突事故について書きます。その中でも追い越される時にぶつけられない方法を書いてみます。
もくじ
ぶつけられにくい滑り方とは?
ゲレンデでは追い越す側が衝突を回避しないといけません。前を見て滑るので、追い越すときにぶつかっちゃった、なんて行ったら、絶対に追い越す方が悪いです。追い越される側は後ろを見ていないとよけることができません。
後ろ見ながら滑るなんて普通はできないので、追い越す側に責任があります。これは世界共通のルールです。
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でも前を滑るスキーヤーも暴走スキーヤーからできるだけ衝突されないように注意しないといけません。自分の身は自分で守らないといけません。
ぶつけられないために、注意出来ることはあるのです。
他者からぶつけられないように、私がレッスン中に気を付けていることはこれです。お客さんにも何度も何度も注意を促しています。
1.滑り出しの時は必ず周囲を確認する
これは必ず行ってください。いくら上から滑ってきたスキーヤーに責任があるといっても、滑り出してすぐに衝突したならば滑り出したスキーヤーも悪いです。絶対に横や上のスキーヤーを確認して滑り出しましょう。
そして、自分の滑るスピードならば、下を滑っている人をあの辺で追い越すだろうなって予想を立ててください。あそこで追い越したくないから、もう少し待ってからスタートしよう、っていう感じで周りを確認してからスタートしましょう。
2.急な滑走ラインの変更をしない
混雑時は小回りから急に大回りに変えたりはしないでください。予想不能なラインで滑るのは止めましょう。混雑時は急なリズム変化やターンサイズの変化は行いようにしましょう。
多くの人は同じリズム、回転弧で滑ると思っています。だから急に回転弧を大きく変えるとぶつけられやすくなってしまいます。だから総合滑降はキケンなんです。
混雑しているときは、その時に出来る練習をしましょう。
3.急に止まらない。(止まる時は上を見る)
2と似ていますが、急に止まらないこと。止まるときはゆっくり減速すること。最後は流して止まること。
これでも危険そうなときは減速するときに上を確認しましょう。そうして危険を回避しましょう。
私のお客さんの中には、泊まるときは必ずゲレンデ上部を見てから止まるようにしている人もいます。そのぐらいやった方が安全ですよね。止まるっていうのは結構危険なことなんです。
4.滑っているときに周りの音をよく聞く
追い越される時ですが、だんだんと上から来るスキーヤーの音が大きくなります。大きくなってきたら要注意です。上から追い越してくるスキーヤーはあなたのことが見えていないと思ってください。
音で接近度を把握しましょう。音が大きくなってきたら、なるべく横・上を確認して滑りましょう。
5.滑っているときに横にいるスキーヤー・スノーボーダーに注意する
横にいるスキーヤー・スノーボーダーは意外と危険です。音が急に大きくなんることがないので、油断しやすいのです。こういう事故は結構多いです。スピード差が少なくどっちが追い越したのかわからない状態。
お互いターンが一番膨らんだときにぶつかりやすいのです。気を付けましょう。こういうパターンは本当にぶつかるまで気づかないことが多いです。これこそ注意していれば防げます。
まず、考えてほしいのは、ぶつかった相手がどうこうじゃなくて、自分がぶつけられないないようにするにはどうしたら良いのか?
100%相手に責任があっても事故起こしてケガでもしたら大変です。とにかく自分の身を守ろうとしましょう。
ケガをしないために、ぶつけられないように、上の5つのことに注意してスキーを楽しみましょう!