前の筋肉だけじゃなく、後ろの筋肉を使った方がいいんですよ。
身体の裏側の筋肉軍群をポリエステルチェーンと言います。
脊柱起立筋・殿筋・ハムストリングス・腓腹筋などです。
ここでは、スキーに重要かつおっきい筋肉である「太もも」について考えてみましょう。
太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)はわかりやすいので、使いやすいです。
しかし太ももの後ろの筋肉(ハムストリングス)はわかりにくく、使いにくいです。
スキーでもハムストリングスを使えると良いんですよ。
「でも」と書いたのは、スキーに限った話ではないからです。
歩く、走る、自転車も同じです。
それぞれに筋肉の特長をざっと書きますね!
前(大腿四頭筋)
・使っていることを意識しやすい
・疲れやすい
・減速するときに使いやすい
後(ハムストリングス)
・使っていることを意識しにくい
・疲れにくい
・加速するときに使いやすい
自転車やっている人ならわかると思いますが、
前の筋肉って疲れやすいですよね。
だから後ろの筋肉も一緒に使えると、
長い時間疲れずに自転車に乗り続けることが出来るんですよ。
でも後ろの筋肉は使いにくいんですよね。
意識しないと、なかなかうまく使えるようにはなりません。
スキーでも同じです。むしろスキーなんてあの筋肉を使って、、、、
なんて考えながら滑るなんて難しいですよね。
だから普段歩く時とかに、意識すると良いです。
そしてもう一点。
前(の筋肉)は減速、後ろは加速するときに使いやすい
これ意味わからないですよね。
説明するのも難しいんです。
でも一番大事なところです。
スキーでいうと、
谷回りは加速する局面であり股関節を伸ばす局面
山回りは減速する局面であり股関節を曲げる局面
ハムストリングスは主に、股関節を伸ばすときに使う筋肉です。
切りかえ~切りかえ直後で一番活躍する筋肉なのです。
何となく、股関節を伸ばしては活躍できないのです。
だから使うのは難しいです。
それに対して、前の筋肉の大腿四頭筋は主に股関節を曲げるときに活躍します。
谷回りよりかは山回りで活躍します。
この筋肉は簡単です。使いやすいです。
後傾の人は大活躍しています。
だから活躍しすぎると良くない筋肉なのです。
後傾になるとこの前の筋肉がすごい疲れるのわかりますよね。
まとめ
ターンの中で使っている筋肉の意識すること。
谷回り:ハムストリングス
山回り:大腿四頭筋
このように局面によって意識を変えると、滑りにも変化が出てくるかもしれません。
って言っても、かなり難しいことです。
いきなり滑って実践しよう!!!なんてことやっても凡人には無理です。
だから普段歩くときに、意識してみてください。
「太ももの後ろの筋肉を使おう」って
意識しないと無理です。
スキーできない時でも、スキーのことを考えることはできます。
頑張りましょう!
続きの記事へ→適度な骨盤の前傾が良いポジションにつながる
身体の裏側の筋肉を使って滑るということに関しては、
スキージャーナルの9月号に同じような内容が載っていましたので、参考にしてください。